■ [大事なこと]語りながら気付く
本日は本年度二人目の洗脳旅行者を受け入れました。東京の某小学校の校長先生です。ジーパンと革ジャンでハーレーダビットソンにのって東京から来られたとのこと、脱帽です。
良い悪巧みをいっぱいしました。あはははは
その先生も授業に参加いただきました。今日のお題は、環境教育に関する研究です。そこで、自分の本に書いたことを授業で語りながら、自分で納得しました。
ロジャーズの普及理論によれば、ものが広がる際の行動に関して、「革新者」、「初期採用者」、「前期多数採用者」、「後期多数採用者」、「遅滞者」がいるとされています。それによれば、革新者は2~3%、初期採用者は10%強といわれ、多数採用者は70%弱、遅延者は15%だとされています。さて、革新者とそれ以外の人との違いは、革新者は公共性の高い情報、例えば記事や論文によって行動を定めます。ところが、それ以外の人は、周りの人がやっているか否かによって行動します。
私たちの環境教育の研究によれば、環境教育の知識は「すべきだ」ということには影響を与えます。しかし、行動するという段階に進むには周りの人の行動が決定します。
結局、私の語りや本は革新者には影響を与えますが、その方以外には影響を与えないのではないか、と再確認しました。