■ [嬉しい]心おだやか
本日、久しぶりの『学び合い』のライブを見ました。本当にホットします。子ども達が楽しそうに、そして、1校時まるまる学習に向かっている姿にホットしています。その周りを穏やかに見守っている先生の姿にホットします。でも、この姿を混乱と捉え、ホットできない先生もいるのでしょうね。いや、その方が多いかも知れない。でも、視点が違う。私は、子どもや先生の心を感じホットします。逆に、従来型の授業でつまらなそうにしている子の姿や、いっぱいいっぱいになっている先生の姿を見ると不安になってしまします。
授業後にその先生と小一時間話しました。開口一番「先生、腑に落ちましたね」と言いました。今、社会科における『学び合い』にとまどっているようですが、算数の『学び合い』は腑に落ちていることはハッキリ分かります。その先生は、子どもを信じられるようになった、それによって子ども達が信じられているということを感じているとおっしゃっていました。そうなると、『学び合い』の授業をしていない教科においても、自ずと子どもに任せてみようとする気になるし、クラス経営の日々のあり方も変わったそうです。その結果として、心の余裕が出来たとおっしゃっていました。その先生は、今年の新潟のフォーラムに参加した頃は、『学び合い』を授業法として考えていたが、参加された方と話し合う中で実践されている方は考え方として捉えていることが分かったそうです。それがきっかけになって二学期からの授業が変わっていき、それによって「考え方」の意味が腑に落ちたそうです。
ただ、内容に対する拘りが残っているため、まだ、内容に「ひねり」を入れたがる傾向が残っているようです。そのため、社会科のような教科だと引っかかっているのです。そこで、社会科も算数も同じであることを説明しました。来週から3回程度、授業を見に行こうと思います。いや、おそらく2回程度で乗り越えられると思います。
最後に、「先生、手引き書は読まれました?」と申しました。その結果、恥ずかしそうに、短縮版しか読んでいないことを白状しました。そこで、「先生は、基本的な部分はもう分かってらっしゃる。だから、ほっておいても続けていれば、先生なりの『学び合い』の姿を創ることが出来ます。でも、本当に伸び続けるには、人に伝える必要がある。伝えることによって、自分に語りかけ、自分が分かるようになります。それを理論的に整理したのが手引き書です。」と申しました。でも、さすがに200ページ弱の量となるとびびりますよね。そこで、「それでは、従来指導型『学び合い』の手引き書は50ページ以下ですので、まずはそれを読んでください。そして、完全版を読んでください。なにしろ無料なんですよ。」と申しました。
語りながら、全幅、信頼できる同志がまた一人生まれたことを確信しました。
■ [大事なこと]学校経営
同志のメモhttp://manabiai.g.hatena.ne.jp/twoyoshi/20090930/1254326395を読み笑いました。
校長の学校経営の失敗プロセスが見えるようです。教師は校長の腹を簡単に見透かします。子どもも同じです。
でも改善方法も簡単です。子どもに正直に語れる願いを本当に願って、以前を誤り、今後を説明し、仕切り直せばいいのです。変わった腹も簡単に見透かしてくれますから。