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2009-11-08

[]ツイッター 22:41 ツイッター - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ツイッター - 西川純のメモ ツイッター - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近、ツイッターを考え中です。暗中模索でしたが、「ツイッター140文字が世界を変える」を読んで、やっと分かった気がします。何でもそうですが、既存のインターネットサービスで推論し、なんたるかを想像していましたが、ツイッターは全く別個のものだということが分かりました。つまり、「今」なんですね。

 ツイッターというのは、140文字以内の書き込みをするのです。2チャンネルと違って、登録した人(匿名性は高いですが)が登録した情報に基づき書き込みします。例えば、Aというメールアドレスで登録したBさんはCとうツイッターの名前をもらい、Cという名前で投稿します。そのため、あまり無責任なことを書けば、Cとう情報にもとづき拒否される設定を設けることが出来ます。ある意味、ミクシー的な部分があります。でも、ミクシーと違って、だれでも直ぐに入れますし、その情報はオープンです。ブログと違って、140文字という文字制限があります。

 といっても何が何だか分からないと思います。私もそうでした。

 具体的に利用法(あくまでも、『学び合い』を広げるという視点です。それ以外にも可能性は大です。)

1) 実況中継

アイフォンを片手に、「今、○○さんが、○○ということを言っていた」とか、「『学び合い』の会で、子どもがこんなことをつぶやいた」とかをその場で発信する。みんなで発信したら、ユーチューブでの映像配信では出来ない、リアルな実況中継が出来ます。例えば、来週の水曜日には別府南小学校で『学び合い』公開授業がありますが、そこでの子どもの様子を配信するのです。また、「今、金9のチャットやっています。」とか「木ゼミで、○○さん、大爆笑」というもありです。もし、そんな情報がネットで流れたら、うきうきするでしょ!

「ツイッター140文字が世界を変える」に載っていた例が良かった。例えば、もし、「東京に綺麗な虹が出た!」という書き込みが流れたら、とりあえず空を見るでしょ!

2) お誘い

「明日、○○の『学び合い』の会をします、○○に○時に集合!」とか、「今から、『学び合い』の同志で飲み会します。場所は○○、会費は○円」ということを公開します。ツイッター文化の人なら、「じゃ、いくべか」という人もいます。

3) 質問

「明日、中学校2年の社会○○の単元です。なんていう課題を出せば良いんだろう?」とか、「今日、○○という課題を子どもに出したら、見事に失敗。みんなは○○ということをやらかした。」ということ書くのです。そうした、「そりゃ、しっぱいするわな」とか「その場合は、○○とう課題を出したら?」と発信するのです。

 なんか、面白い。だって、新書1冊をほぼ40分で読み切りました。ということは、ツイッターの考え方が、私の考え方との親和性が高いと言うことです。やっと、ツイッターの意味が本当にオジサンにもわかり始めました。私のツイッター名はjun24kawaです。みなさん、どんどん参入しましょう。グーグルで「ツイッター」と検索し、とりあえず必要項目を入力すれば、直ぐに使えます。何が何だか分からないでしょうが先に紹介した「ツイッター140文字が世界を変える」を読むと良いですよ。

[]憑依する 07:43 憑依する - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 憑依する - 西川純のメモ 憑依する - 西川純のメモ のブックマークコメント

 古典落語は百年以上前から同じ話の筋立てで語り続けられています。しかし、名人という人は同じ話を進化させます。例えば芝浜という話は桂三木助が今の形にしました。しかし、名人はさらに進化させます。例えば、立川談志の芝浜は凄かったといわれています。女房が財布を隠したと亭主に言うと、亭主は頭を下げて感謝するという流れです。ところが、その時の立川談志の芝浜では、亭主が女房を殴り、殴られながら女房が訴えるという話だそうです。その部分は、時間でみればごく僅かです。しかし、それによって話ががらりと変わります。

 石川県で講演することは殆どありません。そこで、昨日の金沢大学附属小学校での講演は、定番の話をしました。しかし、聴衆の中の何人の方の表情が私を動かします。しっかり食らいついているとう感じです。そうなると、その方々に私の「思い」を伝えたいと語り始めます。それが高じてくると、もっと、もっとと願い始めます。

 結果として、暑苦しい語りになってしまったと思います。しかし、どんな語りをしても、全ての人に伝えられません。願わくば、伝わった人が生まれて欲しい。

 毎回同じことを語っても、聴衆によって語ることは違うと思いました。

[]理科人 07:43 理科人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 理科人 - 西川純のメモ 理科人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 金沢大学附属小学校での講演を終えて、直ちに上越に帰りました。上越では博士課程の集まりがあります。他大学の理科教育の先生方が集まり、その方々と飲みました。話題は当然「理科」です。久しく理科の話題を聞くことはありませんので新鮮な思いです。ある先生が、理科のある発見のことを話題にすると、ワクワクしながら聞けます。そうすると、「あ~、俺って、やっぱり理科人なんだな~」と自覚します。

 そうして、思いました。昨日は図画工作や特別支援や体育にかんして、色々とアドバイスをしました。でも、私は所詮理科人です。素人です。さらに言えば、私は所詮大学教師で、小学校に関しては素人です。素人であると自覚し、そして、プロの研究者として何が出来るかを考えて語るべきだと思いました。つまり、おそれを持つべきだと自覚しました。

 ということで飲み過ぎたので、昨日はバタンキュウでした。