■ [大事なこと]人生万事が塞翁が馬
私は24歳で大学院を修了し、研究生として1年間を過ごしました。何故、1年間就職が遅れたかといえば、ポカです。
大学の試験は、真面目な女子学生のノートを借りて乗り切りました。大学からのお知らせは、友達から聞きました。ということで、人に頼って生きていました。それで問題ありませんでした。
大学院2年の6月頃です。みんなは教員採用試験の勉強をしています。同級生に「ねえ、受験の申し込みっていつ頃?」と聞きました。実はそんなのは終わっていることを知りました。受験のことでピリピリしていたので、同級生はその話題を出さなかったのです。友達に頼っていた私は、学内の掲示を読んでいませんでした。
という、馬鹿馬鹿しい理由で、1年を棒に振りました。
が、結果として、修士2年の時期は暇でした。だって他の人が受験勉強しつつ、修士論文を書いているのに、私は修士論文を書けばいい。結果として、夏休み明けには書き終わりました。で、暇です。あまりにも暇だったので、二つの学会に投稿する論文を書き、Science Educationという理科教育では最も歴史のある海外雑誌に投稿する論文を書き上げました。そして、受理されました。
その癖が残っていたので、暴走族相手の授業研究を毎日しつつ、毎日、2時間程度は学術研究をするという生活を続けました。二年間で2報の学会誌論文を書きました。結局、それがあったために、今の職業に就きました。
どういう風になりたい、それで無理はしませんでした。流れのままに、不義理をせずに流れた結果が今です。高校教師か大学教師かを選ぶ際、決められませんでした。そのあたりは神様・仏様が決めるもんだと思っています。棒に振ったようでいて、それが無駄になるか、ならないかは、その後の動きによって変わります。思い通りになって、後になって無駄と感じることもあります。でも、無駄と思っても、後になって、ああ、あれに繋がっていたんだと思えることもあります。すぎた時間を変えることは出来ません。すぎた時間を背負った自分が、今をどう過ごすことだと思います。
http://manabiai.g.hatena.ne.jp/ima-kiy/20100107/1262866420
追伸 教職大学院の2年間は、いいよ~。ふぉふぉふぉ
■ [大事なこと]課題
『学び合い』をトライする方は課題が難しいとおっしゃる。でも本当は、毎日の課題ではなく、3ヶ月、いや数年のスパンの課題の設定の方が難しい。それだけの期間、学習を引き続ける課題とは何か?そこには必然性と意味がなければ。そこが大事。例えば、「志望校に合格する」それだけで、1年間の学習を成立させるよね。
■ [大事なこと]愛
私はゼミ生が大好きです。決意を持って、私を選んでくれた。だから、猫可愛がりしたい私の気持ちを抑えて、『学び合い』を選択しています。愛が無くて効率を求めて『学び合い』をしても駄目だろうな。人は、自分を愛しているか、いないかをちゃんと分かるから。