■ [発見]試験監督
センター入試の試験監督をして、ふと気付きました。高校教師から大学教師に異動した、今から二十数年前は、入試問題を試験監督しながら解いていました。特に、自分の専門の理科は。しばらくは続きました。が、今は解こうとはしません。ちらりともみようとはしません。
理由は私の興味が教科内容から子どもに移ったからだと思います。そして、最近では、一番重要なのは、何を学ぶかではなく、どのように学かだと思うからです。どんな内容にせよ、国民がすべからく学ばなければならないものは無いと思います。逆に、どんな内容であっても、多くを学べます。
追伸 国民教育として、一定の内容を国民がすべからく学ぶものと定めることの意義はあると思います。でも、テキストの地位が低下したら検定制度は意味が無くなると思っています。