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2010-03-16

[]説明 17:05 説明 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 説明 - 西川純のメモ 説明 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 どんな説明をしても誤解は生じます。誤解を生じない説明を考えても無理です。むしろ、多様な説明を用意し、相手が選択できる自由を保障することを大事にした方が良い。そして、それぞれの説明によって、どのような誤解が生じることを理解すればいい。

 『学び合い』の説明も同じです。一人一人は様々な説明をすればいいのです。どうぜ、それに対する拒否反応を持つ人は絶対にいるし、誤解する人もいる。でも、多様であれば、それを受け入れ、理解できる可能性は高くなる。本当に、考え方のレベルで理解できるようになれば、一見違って見えるものが、実は同じだということは理解できる。それまではしょうがない。ただ、自分の説明の弱いところを理解すればいい。

 仏様だって、方便という「嘘」をついているのですから。

 ちなみに、私の説明の弱いところは以下の通りです。

1)『学び合い』に疑問を持っている人に心を逆なでする。

2)『学び合い』を何もしない指導だと誤解される。

3)『学び合い』に教師の力量が不必要だと誤解される。

 ま、そんなところでしょう。

 でも、「1)」に関しては、安易に妥協しない人が、少なくとも一人は必要ですから。「2)と3)」に関しては、それを甘くすると、元の木阿弥になりそうだからです。

 

 なお、多くの人が『学び合い』の考え方を理解すれば、私がどう説明しようが、どうでもいいことになるのですから。それが本質的な解決策です。

 かつて、ある『学び合い』の会の懇親会の時です。わたしがある人(Aさん)と『学び合い』に関して議論をしていました。しばらくして、ある人(Bさん)が私の近くに来て、「先生はAさんと対立しているのでしょうか?ぜひ、仲良くやって下さい。」と真剣に切々と語られました。私は大笑いして、遠くに座っていたAさんに向かって「お~いAさん。Bさんが俺たち仲が悪いのではと心配しているよ。チュチュでもしようか?あはははは」と声をかけました。ま、Bさんの心配も分からんでもありません。Bさんは若い頃、ある団体に属していました。その団体は素晴らしい実績がある団体なのですが、その代表者と意見の対立が起こると、徹底的な攻撃が行われました。その団体には、代表者ではなく、その対立した人を慕って参加した人も多いので、そういうことを繰り返しているうちに、その団体と距離を持つ人が生まれるようになりました。Bさんもそのような一人です。それを危惧しており、そのあたりの事情を説明してくれました。

 私は、そんな低レベルで『学び合い』の同志とつきあっているわけではないことを説明しましたし、人様を破門できるような偉い人でもないことを説明しました。私がどう考えるかは、他人様にはどうでも良いことですから。あははは

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20090128/1233128710

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20081012/1223815085