■ [大事なこと]神は細部に宿る
西川研究室の運営は基本的に『学び合い』のシンプルな考え方で運営されている。色々なメンバーが、協働して考えて、問題を解決する。従って、こうしなければならないというルールは最小限になっている。
が、長い歴史の中で蓄積したノウハウがあり、それがあるためいらざるロスが少ない。ちょっとしたことを配慮すれば、それだけで膨大なお金と時間のロスを避けることが出来る。そういったものは文化となっていると有ることさえ分からない。そして、そのノウハウがどれほどの価値があるかは失ってみて初めて分かる。
どんな困難があっても、文化の伝承を怠ってはいけない、と管理者として自分の至らなさを感じた。
■ [大事なこと]スタートブック
今度出る『クラスが元気になる!「学び合い」スタートブック』の特徴を一言で言えと言われれば、それは『学び合い』研究者・実践者ではなく、山本聡子さんという学陽書房の企画だと思います。
『学び合い』をあまり知らない人の中で、『学び合い』研究者・実践者が思いを込めたいところをスッと分かる人は必ずしも多くない。逆に、そのような人が一番気になるところは、分かった人には当然すぎたり、意識しなくなったりしてしまいます。
山本さんは、数々の『学び合い』の会や合宿に参加し、『学び合い』の会の運営スタッフとして参加していただいている方です。そして、自らの出版社における管理者の立場を、『学び合い』の考えで理解し、整理しています。
つまり、同志です。でも、教室の『学び合い』研究者・実践者と違った立場に立てます。それがいい。それ故、『学び合い』をこれから実践しようとする人の気持ちに添った内容だと思います。読めば分かります。
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