■ [大事なこと]対策
ネット社会の匿名性は、利点と欠点があります。人と人との間は玄妙なもの、これはいかんともしがたいことです。そして、『学び合い』は対集団に関してはパーフェクトにかなり近いと思っていますが、対個人に対してはその力は限定的です。『学び合い』の知名度が上がれば、色々な人が関わるのはしょうがない。そうして、匿名性からそれが暴走することもあるでしょう。内田樹先生は、そのようなコメントに対して、削除するような優しい対応はせずに、さらし者にする、と書かれていました。ただし、内田先生レベルのタフさがあればそれは出来ますが、凡夫はそんなことは出来ませんよね。また、教師として、その暴走によって当人に被害が及ぶことを懸念する場合もあります。
転ばぬ先の杖で、対策を考えました。まず、我々の実践を広く知ってもらうために、ブログはパブリック設定です。素直に退却したら、相手の思うとおりで、悔しいですよね。ただし、コメントはグループ限定です。しかし、電子メールはオープンにするのです。電子メールは、匿名性は限定的で、悪質なものはスパム設定すればいいです。また、電子メールは送った相手しか読まないのですから、ブログコメントで実現したいと思っていることが出来ません。したがって、そのようなことを起こす動機付けが無くなります。なお、自身の匿名性を高めるために、ブログにオープンするメールは使い捨てのメールにして、転送設定をするということもありえます。
あと、もう一つ、そのような被害にあった人がいた場合、いたわりましょうね。かつて、自分のメールソフトがウイルス感染をして、そのウイルスを広げてしまったことが一度だけあります。軽微なウイルスで、直ぐに発見したのですが、その時の気持ちは周りの人に迷惑をかけたということで、最悪でした。
ある同志からのメールです。したたかです。我々は強くなりましょう。
『まあ、『学び合い』が少しは広がってきたという証でしょうか。理論的な反論もなかったことが、かえって『学び合い』の理論の正しさの証明にもなってくれているなと思いました。そして、私を支えてくれている人達の存在もあらためて感じられて自分が思ったより落ち込んでいないことに驚いています。批判にたいしてとてももろかった私が…これも『学び合い』のおかげが大きいと思います。』
この手のことは、ある程度は覚悟し、リスク管理は必要ですね。
追伸 設定は、画面右上の設定の詳細設定で設定できます。また、書き込みは、その日のメモ自体を削除して、再度、書けば良いだけです。