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2011-01-16

[]新潟日報 08:41 新潟日報 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新潟日報 - 西川純のメモ 新潟日報 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日の新潟日報9面に、西川ゼミの紹介が載っています。

[]テクニック 08:26 テクニック - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - テクニック - 西川純のメモ テクニック - 西川純のメモ のブックマークコメント

 かなり以前、廊下で出会った学生さんが「先生、先生が私の年に何を考えていました?」と聞かれました。その学生さんは、私から人生の指針を得たいというような雰囲気でした。しかし、私が0.2秒もかからずに即答したことは「スケベなこと」です。あっけにとられていました。でも、十代後半から二十代前半の健康な男の頭を占める多くのことはスケベなことです。

死んだ父親から教えてもらった女性の口説きのポイント「一マメ、二チャラ、三カネ、四ツラ」です。即ち、一番大事なのはマメであること、つまり手間を惜しむなということです。二番目は、ベンチャラ、つまり、褒めること。三番目は、お金をかけること。四番目は、ツラ、つまり容姿。思春期の頃は容姿ばかりに目がいきますが、本当はテマヒマカネが大事だという教えです。(えらいことを教える親父ですね。あはははは)

確かに親父の教えは確かで有効です。でも、それのレベルで引っかかる女性は、それなりの女性です。向こうも「一マメ、二チャラ、三カネ、四ツラ」で割り切れる人ですから。でも、それ以上の女性の場合は、途中で見破られます。結局、相手のありとあらゆる言動を元に、その人の心を見透かしているのですから。これはバレます。しかし、ばれない方法はあります。それは、本気で惚れることです。本気で惚れれば巧まずして、ありとあらゆるそれを示す言動が出てきます。

学び合い』は心だ、というのはそのことを指します。子どもたちは教師の心を、そのあらゆる言動から見透かすのです。必ずしも全ての子どもに、それが出来るかどうかは分かりません。しかし、クラスには人の心をかなり正確に見透かせる子どもが2割はいます。そして、それらの判断は相互参照しますので非常に正確です。そして、その子どもたちは大抵はそのクラスのオピニオンリーダーなんです。だから、心がなければ、どんなテクニックをやっても無理です。逆に言えば、心があれば、テクニックが稚拙であっても、分かってくれます。だから、心と申します。

 『学び合い』ではその心とは、学校で何を学ぶべきかという確信、子どもたちに対する信頼と考えています。そして、一人も見捨てないという教師の願いです。

追伸 心があれば、テクニックは非常に有効です。私は家内を愛しています。そして、折々のプレゼントは忘れません。気持ちは気持ちで分かってもらえますが、形にした方が良いに決まっていますから。あははは

残念ながら、テクニックに長けた人は、『学び合い』をテクニックとして理解し、ブレンドしようとします。しかし、それでは『学び合い』には至りません。しかし、そのようなテクニックに長けた人がテクニックを一度封印し、『学び合い』を学び、『学び合い』の考え方を理解した後は、テクニックを併用することは非常に有効です。