■ [大事なこと]廃炉
今度の地震で分かったこと。それは、M9の地震より津波が恐ろしく、その津波より原発が怖いこと。
今後、全国の原発では津波対策を施し、「20mの津波でも大丈夫です!」と自信満々の説明をするでしょう。たしかに、津波に対しては大丈夫でしょうね。でも、「隕石が落ちてきたら」、「某国からミサイルが飛んできたら」、「ノイローゼの職員が計画的は破壊活動をしたら」・・・・。常に想定外のことが起こる可能性があります。そりゃ、その可能性は小さい。でも、M9の地震が起こり、あんな津波が起こるなんて可能性が小さいから想定外になっていたはずです。だから、想定外のことが起こる可能性が0で無いならば、起こった後のことを想定すべきです。
M9の地震も、20Mの津波も予防をする方法はありません。しかし、廃炉にすることは可能なのです。廃炉にすれば、M9の地震や20Mの津波より怖いものを予防することが出来ます。
おそらく、今回の原発事故の補償で政府が支払う予算を回せば、日本全国の家庭に太陽発電や、蓄電池を設置促進することが出来るはずです。そして、そして我々が高価な電力を受け入れるならば、エコも促進するはずです。もし、上記のようなことが起これば、太陽発電・蓄電池も大量生産によって価格も下がるし、技術革新も進むでしょう。
日本の発電所があれほど必要なのは、夏の数週間、クーラーを動かすためにあります。もし、各家庭に蓄電池があればそれに対応することが出来るのではないでしょうか?もともとエネルギー資源の少ない我が国、輸入先を多様にすることによって安全保障を維持するより、輸入しなくても得られるエネルギーを多くすることが安全保障に繋がるのではないでしょうか?
今回の地震の後、これを乗り越えれば日本の原発技術は世界に売り込めると言った脳天気な学者がいたそうです。それを知って、「アホかおまえ!買い手がいると思っているのか?」と思いました。今後売れるとしたら、脱原発の技術だと思います。
今回の地震で、予算的にも十分にペイすることは明らかになったと、素人的に思ういます。今回の大災害で、高い電力を国民的に受け入れられる素地は出来たように思います。これを機会に日本が変わることが、今回の大災害を生かす道だと思うのです。