■ [大事なこと]キャズム理論
最近の状況の一部に、ムーアの本に書いてあったような状況があるので、以前読んだムーアのキャズム理論を再読しました。最初よんだときはロジャーズの傍系のように読めたのですが、今は違って読めるようになりました。
以前はニッチ市場の選定は、「そんなに小さいことやっても・・」と思いましたが、現実のニッチ市場で実践した経験から、その可能性の重大さが分かるようになりました。
ニッチ市場に対しての抵抗感が無くなれば、ポジショニングの意味もよく分かります。
ホールプロダクトに関して、「考えと方法」から否定的だったのですが、3種類の手引き書を書いて、「ホールプロダクトを提供しても考えにいたる人もいること」と「ホールプロダクトがないとやらない人が多いこと」を経験したので、抵抗感が無くなりました。
もちろん『学び合い』を売り込もうとする教育の市場は、ハイテク市場と似ている点はあります(つまり、行動様式の変更を求めている)が、アリーアダプターとアーリーマジョリティとの対立がないという相違点もあります。従って、単純にロジャーズの理論に則った戦略も有効だと思います。
しかし、最善の方法は、多様な方法を柔軟にやり続けることですから、キャムズ理論に則った戦略も併用したいと思い始めています。これの次は、ムーアのトルネードかクリステンセンの破壊的イノベーションがいいかなと思っています。いずれにせよ、両方とも市場にある程度商品が根付いてからの戦略ですから。
追伸 おそらく教師の方には意味不明のメモですが、自分自身へのメモです。