■ [大事なこと]辛い
辛いと人に言うことは大事なことだと思います。言えないと、変な合理化をしてしまう。ただ、傷の舐め合いでは、結局、合理化になります。乗り越えようとする人と語り合うことは非常に健全です。
みんな辛いときがある。当たり前。ようは、それを相談できる人がいるか否か。そして、それは誰か?が大事。
■ [大事なこと]教科の目指すもの
『学び合い』の課題は単純です。馬鹿馬鹿しいぐらい。それに対して、教科のことで教材研究を目指している方には、馬鹿馬鹿しいと否定されます。
ゼミ生から、そのような方も納得できるような『学び合い』は出来るかと聞かれました。私の答えは「集団が成熟すること」です。集団が成熟すれば、『学び合い』の導入段階、充実段階でやっているような単純な課題は、子どもたちが自習してしまいます。そして、その上を目指せるのです。
教科の教材研究を目指している方の授業を何度も見ています。いつも思うのは、クラスの中のごく数人だけがついて行っているだけです。それ以外の子どもは取り残されている。クラスの全員が、その方々から見れば糞くだらないと思われるものを乗り越えた先に、教科のすばらしさをクラス「全員」で実感する授業があると思うのです。