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2011-10-01

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 明後日は越後『学び合い』の会です。 http://bit.ly/ruxcwY

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 今年度の越後『学び合い』の会のテーマは学校同士の連携、地域との連携です。

 全国には学年1クラスの小学校・中学校がどれほどあるのでしょうか?その学校では、全く同じメンバーで6年、9年を過ごすのです。自ずとメンバーないでの序列が固定します。言わず、語らずうちに物事が進みます。でも、中学校に進学したら、高校に進学したら、そんな状態が激変します。

 ずっとトップだった子どもが、そうでない状態に叩き込まれます。コミュニケーション障害を持った子どもは、小さい学校では教師が抱え込み、周りもそれなりに理解していました。ところがいきなり雑踏の中に取り残されるのです。その急激な変化は小規模校の子どもが等しく受けるものです。中1ギャップ、高1ギャップで潰れていく小規模の子どもはどれほどいるのでしょうか?

 今回の越後『学び合い』の会はそれに対する回答をお見せしたいと思います。同じ学校段階の連携だと、他県や他国の学校同士で連携する例はよく見かけます。おそらく全く違った地域で学んだ子どもが関わることで、社会や総合学習に役に立つと思っているのだと思います。でも、それが何回実現できるでしょう。そして、その程度でどれほどの効果があるのでしょうか?

 一方、近くの学校同士で連携する例はあまり知りません。しかし、その学校の子どもたちは、同じ中学校に進学し、同じ高校に進学する可能性がある子です。そして、他県・他国の学校に連携する予算があれば、その数十倍やれます。そして、『学び合い』ならば定常的にやることが出来るのです。

 我々は、その先を見据えています。例えば教師だって、小さな学校では学び合うことがなかなか難しい。全校『学び合い』はその一つの回答です。しかし、学校連携の『学び合い』は、それを一気に加速することが出来ます。

 例えば地域コミュニティーです。過疎化が進み、地域を守ろうとして、その核となる学校の統廃合に絶対反対します。しかし、人数の減っていくコミュニティーに学校があっても何も出来ません。地域コミュニティーが統合し、大きくならねばなりません。地域の核となっている学校が連携することがその第一歩だと思っています。

今年度はその第一歩です。小規模校の子どもたちがどれほどたくましくなっているかを見に来て下さい。そして、この子達なら中1ギャップ、高一ギャップを乗り越えることが出来ます。

http://echigomanabiai.jimdo.com/

 全国の同志へ。自分は関係ないと思っているかも知れませんが、「その先」が分かっているか否かで、次の一手が違いますよ。フォフォフォ