お問い合わせ  お問い合わせがありましたら、内容を明記し電子メールにてお問い合わせ下さい。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。             

2011-12-14

[]線から面 22:36 線から面 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 線から面 - 西川純のメモ 線から面 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本年の越後『学び合い』の会の懇親会に参加された方は、とても面白いものを見ました。3人の校長が少年少女のように茶目っ気たっぷりの寸劇を見せてくれたのです。年齢も立場の違う色々な人たちの中で、その人の少年少女の心が表出できるということはとても素敵なことです。こんな面白い寸劇を見るだけでも越後『学び合い』の会に参加した会はあると思いました。その時の映像は、私が一生忘れない一こまになります。

 今から3年半前、『学び合い』が点から線になることを感じました(http://bit.ly/toeArA)。そして、今は線から面になっていることを感じます。『学び合い』を学校の柱にすると決意する校長は、自分が実践すると決意するとは違った次元に立たねばなりません。実践を通して『学び合い』が素晴らしいものであることを知り、知っている人にそれを勧めるのと、自分の学校での実践から他の学校の校長に勧めるのとでは違った次元です。学校同士が繋がり、さらに広がっています。

 上越では来年の2月から『学び合い』で学校づくりをする学校が生まれることとなりました。それは凄いことです。しかし、自分の学校という次元を越えて、地域が変わることの意味を理解する校長や教師が自己増殖中です。結局、自分の目の前にいる子どもや教師の問題を解決するために、他の学校や他の教師の力が必要です。それらがネットワークになったとき、もっとも安定して自分の目の前の子どもや教師の幸せが確保されるのです。

 今、私はそのようなことを理解している校長のみなさんに守られています。そして、そのような教師集団のみなさんに守られています。ありがたいことです。

 それもこれも、『学び合い』のセオリーの正しさ故のものだと思います。でも、それを支えたのは全国の同志のおかげだと思います。そして、学内のみんなからは凄い集団だと思われる一方、狂信集団とも揶揄される集団である西川ゼミに所属し、常識的な人からは「変」と思われる『学び合い』であっても、人として信頼される誠実を貫いたゼミ生の賜だと思います。

 私の願いは、多くの人たちによって成就しようとしています。それもこれも、その基本が「一人も見捨てない」という多くの人たちが集える願いだからだと思います。

[]東京都の薄日 06:56 東京都の薄日 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 東京都の薄日 - 西川純のメモ 東京都の薄日 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 都内には隠れキリシタンのように実践している仲間が多いですよね。12日に東京都の地方議員の方々の前で講演しました。その方々から嬉しい反響が広がっています。メールでお問い合わせのあった方には12月28日のおにぎりの会(http://bit.ly/scp6By)を紹介しました。

 『学び合い』の会は、他の教育の会と大きな違いがあります。色々な方々が参加します。教師も、子どもも、保護者も、そして、子どもや保護者が発表者になります。そして、一般社会の方が会社での『学び合い』を実現するために参加します。教師だって、若い人もいれば中堅もいるし、退職まで数年の人もいるし、退職後の人もいる。これって他にない会です。同じ方向性を向いているならば多様性は力です。

 今、その中に地域に密着した議員の方が参加しようとしています。私は講演の際、「是非見に来て下さい」と言いました。是非、皆さんの実践の場を公開して下さい。ようは子どもを自慢し、見せびらかしていただければいいのです。子どもたちも見られることによって成長します。