■ [大事なこと]群馬の会
1月28日に高崎で群馬の会があります。お誘いします。http://bit.ly/sKTYlZ
■ [大事なこと]アーリーマジョリティ
分かってもらう手だては、イノベーター・アーリーアダプターとアーリーマジョリティでは違います。アーリーマジョリティに理解されるには、戦略は変えねばなりません。アーリーマジョリティに理解されない限り、「極意」の域を超えることは出来ません。つまり、日本中の多くの子どもを救うことが出来ません。その時の道しるべをドラッカーは以下のように書いています。
『ベンチャービジネスにとり、最大の危機は、製品なりサービスが、何であり、何であるべきか、どのように買われるべきかを、顧客以上に知っているということである。必要なことは、予期せざる成功を機会と見なし、自分たちの専門に対する侮辱とは見ない姿勢である。マーケティングのあの基本原則を受け入れることである。つまり、企業というものは、顧客を改心させることによって対価を得ているのではないということである。顧客を満足させることによって対価を得ているのである。』という言葉が、「イノベーションと企業家精神」(ダイヤモンド社、1985、327-328)という本にあります。
自分がアーリーマジョリティになってはいけません。しかし、アーリーマジョリティに対する語りを用意しなければならないのです。
教訓ですが、『学び合い』を求めに来ている人には『学び合い』を伝えることは危険性は少ないですが、そうでない人に伝える場合は、注意が必要です。顧客は、自分が変わることを求めてはいません、自分の必要な製品を欲しているのです。変わることを求めると、拒否反応が起こります。そういう人への我々の最初の一言は、「これこれが出来ます」ではなく「何がお望みですか?」です。
追伸 もちろん、イノベーター向けの言葉も必要です。つまり、方向が一致すれば多様性は強みです。
■ [大事なこと]ピンチはチャンス
自分の仕事で大きな変化が起こる時、凡庸な経営者は無視か反対をします。今から二十年ぐらい前にある大手の教科書会社の重役に会いました。若手だった私は、教科書とインターネットを融合する可能性を熱く語りました。が、駄目でした。ようは、それを融合すると今までの前提が崩れてしまうので、それはたいしたことないという論理です。
私の好きなドラッカーの言葉です。『自らの製品、サービス、プロセスを自ら陳腐化させることが、誰かに陳腐化させられることを防ぐ唯一の方法である。』
自らの製品の弱さと強みを一番知っているのは当事者です。それを強みとして生かし、みずからがトップリーダーの位置にいるか、「大丈夫、関係ない」と思いこんで負けるか、後者の人が多いのは致し方ないですね。