■ [大事なこと]私の方法
私は人との約束を破ることがとても恐ろしいのです。私には愛嬌はありません、従って私が社会で生き残る術は誠実だけしかありません。ところが、私の場合、理屈では誠実であるべきだと分かっているのですが、私の本性は不誠実です。ですので二つのことをやっています。
第一は、単純なルールを自分に課して、それを公開しています。私の社会的な活動(その中には当然、ゼミ生との接し方に関しても含まれます)に関するルールはほぼ全てHPに公開しています。これによって、不公平・恣意的と思われることを避けます。
第二は、外部記憶装置を利用します。その最たるものは人です。つまり人に任せられるものは、人に任せます。自分自身の仕事に関しては、インターネットのクラウドに保存しています。私の予定はグーグルカレンダーに公開しています。また、私への仕事の依頼はメールで送るようお願いしています。私はグーグルメールを使っていますが、私がやるべき未対応の仕事は受信箱に残します(それ以外は全てアーカイブします)。結果として、常に何の仕事が残っているかが分かるのです。
追伸 守る気のない人には、「馬の耳に念仏」なのでしょう。しかし、そういった人は、毎日合っているため、「まだ~?早くやってよ」と声をかけられる人に対してのみ不誠実にならずにつきあえます。が、そうでない人には不誠実な行動をしてしまうので、そのような人から関係を切られます。結果として、その程度のネットワークで出来ることしかできません。まあ、それでもそれなりに幸せになれますので。それ以上を狙うならば、私の方法を使うことを勧めます。
■ [大事なこと]残るもの
以前、息子はある職業に憧れていました。しかし、私はそれはやめた方が良いと勧めました。息子がどんな職業になっても良いと思います。しかし、憧れた職業が息子が壮年になった時、無くなるような職業は選択して欲しくないと思ったからです。彼に言ったのは以下のような内容です。
ルーティーン化できる仕事は、どんどん機械に置き換えられてしまいます。また、機械を操作することが主な仕事も、同様です。しかし、一番機械に置き換えるのが困難な仕事は、人間を相手にしている仕事だと思います。だから彼には人に対するサービスに関わる仕事を勧めました。
機械に取り囲まれ、情報を操作する仕事であっても、最後は人との関わる能力が勝負を決めます。昨日のメモに関連してメモります。
http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20040127/1172823521