■ [親ばか]三丁目の夕日
三丁目の夕日を見てきました。後半は、常に涙がボロボロ状態です。全員が善人で、全員が幸せになる映画が誰がなんと言ったって好きです。興味深かったのは2時間半の映画を最後まで息子は楽しんでいたことです。
■ [大事なこと]政治
私が高校でお仕えした教頭先生は私に「会議では何も言わなくて良いよ。誰かが君が思いつく程度のことは言ってくれるし、まともなところに落ち着くよ」と教えてくれました。事実、そうでした。そのため、高校での会議で私は発言することは殆どありませんでした。その感覚で大学に異動した後も発言しませんでした。ところが、高校での様子とは違います。私からはエゴイズム丸出しで、我田引水が見え見えの発言が続出します。そして、それが通ることが少なくないのです。呆然としました。5年間は我慢しました。自分の指導する学生さんを守るために5年後からはガンガンと発言し、論破することしました。
何故、高校と状況が違うのだろうかと考えました。原因は管理職が不在だからです。全員がプレーヤーで審判なのです。だからプレーヤーとしての自分の利害で審判を出してしまう。このような状態では、会議はプレーなのです。では、どうすれば勝てるか。おおよそ二つのことが大事だと思います。第一に、そのプレーのルールを熟知することです。大学の会議の場合は、関係法規や学内規則を熟知する必要があるでしょう。第二は、キーパーソンを味方にすることです。会議において人が誰の側につくかを決める時、一番大事なのは誰がそれを押しているかです。というのは大多数のメンバーにとっては、その会議の意味を理解していないからです。では、多くの人に影響を与えられる人、つまりキーパーソンを味方に付けるためには何が必要か、それは「志」です。そして、言っている志に一致する行動をし続けているかです。そのような人たちとネットワークを持てるかが勝敗を分けます。