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2012-03-12

[]ホームラン 22:34 ホームラン - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ホームラン - 西川純のメモ ホームラン - 西川純のメモ のブックマークコメント

 修了する旧セミ長から、院生控え室に来るようにという指令がありました。行くと、スタジオ(全体ゼミをしているところ)に行って欲しいとのこと。何か密談かと思っていくと、そこには電動マッサージ椅子がありました。どうやら卒業生からのプレゼントのようです。ビックリして、笑いました。

 全体ゼミでは、私は殆どリクライニング椅子で寝ています。ゼミ生の会話を音楽のように聞いて寝ます。質の高い会話は、実に寝やすいのです。いつも寝ている私のために電動マッサージ椅子をプレゼントしてくれたのです。ヒット、いや、ホームラン並みです。

[]得手・不得手 20:29 得手・不得手 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 得手・不得手 - 西川純のメモ 得手・不得手 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、私が最近手ほどきしている二つの学校での本年度の参観の最後です。その一つから急に子どもたちに語って欲しいと言われました。その際、語ったことです。

 『この『学び合い』で学んでいるのは算数です。その全員達成を目指しています。しかし、その先があります。この『学び合い』で本当に学んで欲しいのは、本当に大事なことです。算数は分かった方がいい。しかし、それが分からなくても幸せになれます。人には得手、不得手があります。それは当たり前のことです。しかし、大事なのは、分からなかったら教えて言えることです。また、100点の点数をとるよりも、人を80点になるよう教える能力が大人になって必要な能力なのです。算数の得手・不得手があってもいい。しかし、人に聞ける能力、人に教える能力には得手・不得手はあってはいけません。特に6年生の皆さんに言いたい。中学校は小学校とは格段に勉強は難しくなり、早く進みます。その中で皆さんが生き残るには、人に聞ける能力と人に教える能力が必要なのです。皆さんは中学校に行ったら厳しい状態になります。少なくともここにいる6年生は互いに支えて下さい。それが中学校に行ってから数ヶ月を生き残れるか否かです。絶対に見捨ててはいけません。そして、互いに支え合うことの大事さを周りの人に伝えて下さい。それが、この学校の5年生、4年生、3年生、2年生、1年生の幸せを保障することです。期待しています。』

 帰り際に合った6年生に「期待しているよ」と言ったら、ニコッと笑ってうなずいてくれました。