■ [大事なこと]手ほどきの後
私は『学び合い』の手ほどきはいっぱいします。実は、手ほどきのあとのこともいっぱいしています。しかし、手ほどきの後はこちらからは、当人が求めない限り、何もしないようにしています。理由は、そうすれば私の型にはめてしまうことを強いることを恐れるからです。また、そう思われて「西川先生は、自分の考え以外は許さない人だ」と思われるのが嫌だからです。
私は学校レベルで『学び合い』を実践する学校を何校も育てています。当然、様々なスタンスの先生方に接します。一人一人、手ほどきに必要なアドバイスも違います。同時に、手ほどきを終えた後に、必要なアドバイスも違うのです。
色々な人のブログを読めば、「あ、あの方向に行くな・・」と分かっていても言いません。そして、予想される結果になっても言いません。もちろん、「どうしたらいいのですか?」と聞かれたらば、手ほどきが終わった人にもアドバイスをします。しかし、聞かれない限り、言いません。
私が出来るのは、個人特定できないように一般化した、セオリーに基づく記述を公開することです。それを受け入れる人は受け入れるし、受け入れない人はそれでいい。受け入れない人は言っても聞きませんから。しかし、「一人も見捨てない」ということを願うならば、最終的にはセオリーに戻るしかありません。
もちろん「一人も見捨てない」ということを諦める気持ちが起こるのは当然です。人間、一人でがんばれる人なんて歴史に残る偉人ぐらい。結局、分かってくれる人が増えるしかありません。だから、私はそのためのことをしています。
個にこだわらず、個にこだわる集団を創る。それは入れ子構造なのです。私は一人も見捨てたくない。
追伸 だから、どの段階の人からのメールにも常に誠意をもって対応しています。
■ [お誘い]千葉の会
5月12日に木更津高専で『学び合い』千葉の会が開かれます。お誘いします。http://j.mp/yFciDV