■ [お誘い]体験入学
上越教育大学の教育実習である学校支援フィールドワークというのは、本学独自の教育実習です。
教育実習というと、指導教員の方から指導を受けながら授業をするというイメージですよね。でも、違います。授業だけではなく、教師の仕事を総合的に学ぶのです。イメージとしては、実習校に就職するという感じです。
次の特徴は、現職院生さんを含んだチームで学校にはいるということです。従って、悩んだ場合はチームで解決します。また、現職院生さんと学卒院生さんは、指導者対被指導者という関係ではありません。先輩、後輩という関係に近いと思います。
なお、西川研究室の場合は、『学び合い』で学校づくりをするというミッションを達成するために校長先生や教務主任の先生と一緒に議論します。
結果として、忘年会には仲間の一員として参加するような関係を築きます。中には、PTAの飲み会にもよばれます(その学校の先生も参加しない飲み会です)。
というと、分かったような、分からないような、という感じですよね。そういう場合は、体験入学も歓迎します。昨年も受け入れました。こんな教育実習もあるんだ、ということが分かります。9月の3週目以降だったらウエルカムです(学期のはじめは色々と学校がありますので)。
■ [大事なこと]ネタばらし
『学び合い』では教師は何もしない、教育の放棄だという典型的な誤解があります。今回の本では、『学び合い』のネタばらしを意識的にしました。
『学び合い』でやっていること、それは、従来の授業で能力のある教師がやっていたことを洗練し、徹底したものです。だから、ネタばらしをすれば、能力のある先生も「な~るほど、それなら、子どもが真面目に勉強するのは当然ね」と理解してくれると思います。
したがって、従来指導型の人も使えるものが多い。例えば、遊んでいる子がいた場合、その子を叱っても効率が悪い。では、どうしたらいいか、というあたりもあります。http://goo.gl/q4hKj
■ [お誘い]越後『学び合い』の会
今回の越後『学び合い』の会は、入門者を意識した会にしたいとゼミ生達が考えた会です。7月30日、上越教育大学です。http://goo.gl/l0AQf
■ [大事なこと]思い
私のHPをお読みになると分かると思いますが、私に出張を伴う仕事を依頼する場合、高いハードルを課しています。http://goo.gl/pxHCe
理由は、口先だけの「誠意はあります」の苦い経験の積み上げによるものです。そこで学んだのは、思いは行動に表れるということです。ごたごた理屈をつけてくる人はいます。が、同じ条件で、ちゃんとクリアーする人もいます。もちろん大人ですので、ごたごたという理屈を黙って承り、納得しているふりはしますが。
予算はなくても、時間と手間はかけられます。「口先だけ」の人は、それらの全てにごたごた理屈をつけます。
先だって、和歌山県紀の川市の教育委員の方がいらっしゃいました。話を聞いたら、予算が全くないので自腹で学びに来たそうです。ビックリして最敬礼しました。そのような思いの人を優先して私の時間を使いたいと思います。