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2012-07-15

[]越後『学び合い』の会 21:12 越後『学び合い』の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 越後『学び合い』の会 - 西川純のメモ 越後『学び合い』の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 当日の私から挨拶文です。ご覧下さい。そして、おいでませ。この会はゼミ生が全て考え、動いた会です。

 本日は越後『学び合い』の会に参加いただき有り難うございます。

 『学び合い』は上越教育大学での数十年の学術研究の成果として生まれました。その成果を本格的に実践者に広げたのは、平成17年夏に新潟市で開いた『学び合い』フォーラムが最初です。その会では主催者二十名余りで参加者も同数という小さい会でした。しかし現在、日本全国の殆どの都道府県『学び合い』の会が生まれ、勉強会や県の会が開かれています。『学び合い』フォーラムはそれらの全国大会と位置づけられ、本年は大阪で開催されます。毎回、日本中から数百人の『学び合い』実践者が集まる会に成長しています。

 『学び合い』が全国的に広がっている一方、地元上越での広がりは限定的でした。そこで平成21年度に第1回の越後『学び合い』の会を開きました。第一回は異学年の『学び合い』、第二回は全校『学び合い』、第三回は二つの学校が合同する『学び合い』という、その時点での最先端の『学び合い』を紹介しました。その実践を参観するために北海道から九州の数多くの人たちが参観しました。その様子は教育新聞や日本教育新聞でも紹介されました。しかし、一方、上越市の参加者は限定的でした。

 それを踏まえて、本年度の越後『学び合い』会では、『学び合い』をこれから始めようとする人のために【きける,みられる,たしかめられる】をコンセプトとしました。具体的には、「実践者・児童にきける」、「授業と子どもの姿がみれる」、「日本全国の実践者と交流し、『学び合い』の成果をたしかめられる」会にしました。

 『学び合い』の見た目は、学級崩壊しているように見えます、教師が何もしていないように見えます。しかし、『学び合い』は優れた実践者が大事にしていた考え、ノウハウを研究と実践の中で精選し、発展させたものです。そして、その原動力は、子どもも教師も一人も見捨てたくないという願いです。是非、今回の会を通して、『学び合い』の願いを感じていただければ思います。http://goo.gl/Oe0Yb