■ [大事なこと]補足
『学び合い』は教室における教師は校長であり、子どもたちは教諭であると考えます。そして、クラスは有機的に機能する学校という非営利団体であると考えます。
校長が毎日、国語の教材研究をしていたらおかしいと普通に思うと思います。校長が教諭のように授業したり、校長の役目をしたりするのも変だと思うと思います。
企業には部下と同じような仕事をしつつ管理する管理職がいます。主任や係長レベルの管理職です。ところが、部下とは全く違った次元の仕事をだけをする管理職がいます。取締役や社長レベルの管理職です。
いままでは部下や主任や係長レベルの教師に必要な情報はふんだんにあります。ところが、取締役や社長レベルの教師に必要な情報は殆どありません。だから、『学び合い』があります。『学び合い』において、いままでの情報は全て子どもが利用すれば優れた情報になります。ただ子どもは多様で、その子どもごとにフィットする方法は違います。だから、一つの方法を強いません。取締役や社長レベルの教師が部下に求めるのは、方法ではなく結果です。『学び合い』の場合、それは「一人も見捨てない」ということ。
教諭の仕事と校長の仕事に上下はありません。ただ次元が違うのです。昨日のメモの補足です。