■ [大事なこと]困っていない
ちょっと見れば、授業開始から5分ぐらいで宇宙に飛び立つ子どもいることが気づけるはずです。15分となればかなりの子どもが宇宙に飛び立ちます。
もちろん、それに気づいてエンターテーメント性を高めれば飛び立たないでしょう。しかし、それは授業をやっているのではなくコントをやっているだけです。それもプロのコントに比べれば質がかなり低いコントです。それで達成できるのは「分かったつもりにさせる」それは出来ます。でも、絶対に全員を分からせることは出来ません。
仮に神がかりの授業をしている人(と言い張っている人)だとしても、よほどの厚顔無恥でないかぎり「全員を分からせている」と言えないでしょう。でも、その子は毎日毎日、6時間程度は意味不明な時間を動かずに座っていなければならない。拷問です。それは許されるものではない。日本中にどれほどの子どもが様々な拷問を受けているだろうか。自殺になってしまうケースは氷山の一角に過ぎません、その百倍、万倍の子どもが地獄の苦しみの中でいる。
しかし、そのことを困っていない教師が少なくない。それが困ったことなのです。