■ [大事なこと]同僚や管理職にどう伝えるか
同僚や管理職にどう伝えたら良いか悩んでいる同志が少なくありません。ほぼ1年前にも書いたことですが、再度書きます。
『ベンチャービジネスにとり、最大の危機は、製品なりサービスが、何であり、何であるべきか、どのように買われるべきかを、顧客以上に知っているということである。必要なことは、予期せざる成功を機会と見なし、自分たちの専門に対する侮辱とは見ない姿勢である。マーケティングのあの基本原則を受け入れることである。つまり、企業というものは、顧客を改心させることによって対価を得ているのではないということである。顧客を満足させることによって対価を得ているのである。』という言葉が、「イノベーションと企業家精神」(ダイヤモンド社、1985、327-328)という本にあります。
この言葉をかみしめて頂きたい。『学び合い』を学びたいという人、また、不特定多数の人に情報発信をしているときは、私はかなり過激な物言いになります。しかし、『学び合い』に疑問を持っていて、そして、身近な人に『学び合い』を語るときは上記を大事にしています。おそらく、同志の方が同僚や管理職に説明する際に重要な点だと思います。
そのような方に『学び合い』のことをいくら言っても無駄です。それを望んでいないのですから。そうすれば、みなさんが路上で宗教の勧誘を受けたのと同じ思いを持たせることになります。そのような方は「改心」したいわけではないのですから。
だから、「『学び合い』だと●○が出来ます」ではなく、「あなたは何をお求めですか?」です。その次に質問すべきは、「それを実現するために、どのような方法があり、どのようなメリット・デメリットがあるか」を聞き出して下さい。
その人が有効である方法と対比することが『学び合い』を理解させるには有効です。もちろん『学び合い』の全てを伝えられるわけではありませんが、とりあえず分かってもらえるところから始めたら良いのです。その方法と比べて『学び合い』はどのようなメリットがあるかを明確にするのです。
『学び合い』はオールマイティです。が、あれもこれもメリットを入れすぎると『学び合い』がなんだか分からなくなってしまいます。だから、相手が何を望んでいるか「A」、相手が知っている有効な方法「B」、Bのメリット「C」、Bのデメリット「D」を聞き出して下さい。
そして以下のように説明するのです。
『学び合い』はAを解決する方法です。Bと比べてCに関して有効であり、Dというデメリットも殆どありません。(ムーアとはちょいと違いますが)
お勧めです。
相手を論破するためには、相手の土俵にたたないことが必勝法です。しかし、相手を納得させるには相手の土俵にたっているふりはしなければなりません。少なくとも
■ [親ばか]ばれる
息子が何か悪さをすると、私には直ぐに分かります。彼がどのように隠しても、どのように誤魔化して私には分かります。何故分かるのかといえば、彼が私そっくりだからです。自分の過去を思い起こせば、何をやっているかが分かります。
高校時代、ボトルキープをする店が銀座と池袋に何軒かありました。家が職人の家で、親戚一同が中卒の職人なのでそういうことに抵抗感が無い家でした。しかし、高校では「良い子」で過ごしていました。しかし、卒業後、恩師には全てお見通しであったことを知りました。きっと恩師も、遊び回った経験があるのでしょう。
■ [う~ん]ばれるよね
今、高校時代を思い起こすと、ばれるのも当然と言うことを思い出しました。高校時代に寝酒にワインを飲みました。ところが2本開けて、3本目を開けたところで眠たくなりました。朝起きたら、母親がワインどうするの?と聞きます。ワインは開封すると酸化してしまうので、私は開封したワインは基本的に飲みきっていたからです。しょうがないので、朝、そのワインを一本飲んでから高校に行きました。その日は、非常に気分良く授業を聞けました。しかし、同級生から「西川、おまえ酒臭いぞ」と言われました。
今、それを思い出し、自分の高校時代の異常さに背筋が寒くなり、それを見逃していた教師の寛大さを畏怖を感じます。