■ [大事なこと」『学び合い』
教師は教えないといけないと言う方がいます。しかし、教師の仕事は教えることではなく、分からせることなのです。そして何を分からせれば良いのでしょうか?それは教育基本第1条をお読み下さい。http://goo.gl/xFXjwこのあたりが分からないのでしょうね。ま、そのうち分かります。あははは
最近見た二重括弧の『学び合い』の授業風景です。ある少人数学校の全校『学び合い』です。見て頂きたいのは、第一に最初に語ること、最後に語ることです。第二に、最初の子ども関わりと、徐々に形成される子ども関わり方の違い。第三に教師の立ち位置、教師同士の関わり。第四に、時間が終わってからの雑踏から静寂への変化。これが民主国家における規律です。どなったり、殴ったりしなくても、規律が集団の中に入るとどうなるか。
映像ですので、時間がかかります。
追伸 マスクをしているのはインフルエンザが流行期間だからです。では、何故、その期間の映像を使うか、個人情報保護法の関係です。その学校からは、顔を出した方が保護者も子どもも喜ぶと言われているのですが、用心です。このあたりは、マスクをしてれいれば学校関係者だったら分かりますよね。ちなみに、マスクをしても学力向上には無関係です。あはははは
■ [大事なもの]組み合わせ
『学び合い』は考え方です。だから、考え方さえ分かっていれば、今までのテクニックを使うことは可能です。しかし、考えが分かってテクニックを使うのと、『学び合い』をテクニックとして理解して、今までのテクニックと組み合わせるのでは、全くの別物です。前者は『学び合い』ですが、後者は『学び合い』とは別物です。
例えば、古くからの同志であるある方は、昔から「酒井式」を実践しています。そして今でも実践しています。その方は『学び合い』の考え方を理解した上で、「酒井式」を使っているのです。どう使っているか?
その方は『学び合い』の子ども観を持っている方なので、子どもは有能だと考えています。だから「酒井式」を子ども達に提示した後、その方法を使うか使わないかの最終判断は子どもがします。そして、子ども達に現状の「酒井式」を乗り越えた新「酒井式」を生み出すことを奨励します。
『学び合い』をテクニックとして理解している方は、酒井式を立ち歩き、相談OKにする、というようなことをするでしょう。そして、それを最後までやることを求めるでしょう。立ち歩き、相談OKは『学び合い』のテクニックの一つに過ぎません。
『学び合い』では立ち歩き、相談はOKですが、そうすることを強いません。その代わりに強いるのは、一人も見捨てずにという一点です。
授業を見ていると、どちらなのかは直ぐに分かります。本当に頭を使っている子どもがいるかいないかでハッキリ分かります。見方が分かれば、笑っちゃうほど、簡単に。