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2013-03-09

[]免許状更新講習 15:53 免許状更新講習 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 免許状更新講習 - 西川純のメモ 免許状更新講習 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 免許状更新講習には当たり外れ(ま、相性)が大きいことは皆様ご存じだと思います。出来るならば、気分良く、そして学びの多い時間にしたいと願うならば、どの講義を選ぶかは大事です。凄い人になると、昨年の私の講義に数百キロ離れた他県から来られた方もいらっしゃいました。

 福島の方、全国の道徳教育を大事にしている方に朗報です。福島大学の松下行則先生が、H25年度の免許状更新講習で6月1日(土)と7月13日(土)の2回、それぞれ50名の予定で道徳の『学び合い』を実施します。

 松下先生は道徳教育がご専門で、先だって『学び合い』で研究発表をした福島県伊達市の保原小学校に定期的に入っておられる先生です。

 お勧めですよ。みなさ~ん。

[]家庭人 06:22 家庭人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 家庭人 - 西川純のメモ 家庭人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある人から実際に聞いたことです。

 その人はソフトタイプの教員です。同僚に熱血教師がいました。その同僚が「我が子と教え子と、どちらも死にそうになっている時、自分は教え子の方へ行く」と言ったそうです。脱力します。

 そんな程度の愛しか分からない人の「教え子」、「我が子」そして、当人を哀れと思います。

 でも、世の中はそれを知らず知らずに賛美している。例えば、土日も無く部活指導に明け暮れ、部活指導用に小型バスを乗用車にしている教師を褒め称えます。勤務時間外に町を見回り、見捨てられている子どもに救いの手を差し伸べている教師を褒め称えます。でも、私はその人の家族のことを思います。もし、その人が家族というものを持たず、持つことを諦めるという出家の道を選択しているならば、それはそれで理解できます。しかし、その人が家族を持っているとしたら、最初に紹介した人と五十歩百歩だと思います。

 教師は勤務時間に関しては、全力を尽くし、結果を出さねばなりません。しかし、勤務時間外は家族の時間だと思います。お互いに遅くまでいることを互いに強いて、不夜城での職員室を誇る管理職は愚かです。長くやれば、良いわけではありません。

 教師は教え子の前で、もっと親ばか、夫バカ、妻バカ、子バカになるべきです。それが子どもに家族の大事さを伝えます。計算の仕方を教えるより、もっと大事なことだと思います。そのためには、語るに足る家族の時間を持つべきです。「我が子と教え子と、どちらも死にそうになっている時、自分は教え子の方へ行く」と言うような教師の教え子は、家族(親、親戚、伴侶、子ども)を持ちたいと思うでしょうか?それを願わない人が社会を形成したとき、日本はどうなるのでしょうか?

 教育基本法で定められているように、学校教育は、人格を形成し民主的な国家の形成者を育てることが目的です。

追伸 私は学習指導要領に、教師は家族のおのろけを言うことを加筆するべきだと思います。