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2013-03-10

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 自分自身では『学び合い』がある程度分かったという同志の方は色々なことを悩みます。それは様々でしょうが、その根っこは一つです。それは同じ学校に『学び合い』を分かってくれる人がいない、ということです。ではどうしたらいいでしょうか?『学び合い』だけが出来る特効薬があります。合同『学び合い』です。

 同僚が十人以上いれば、必ず『学び合い』を分かる人が、あなたの他に一人以上います。と書けば、あの人と思い浮かぶ人がいると思います。ただ、その人にどのように伝えたら良いのか悩むと思います。あなたがどのような成果を上げても、「私は無理」という人はいます。でも、当然です。あなたが「バンジージャンプは安全で楽しいよ」といくら言っても飛べないのが普通です。

 でも、『学び合い』ならば定常的に一緒にやることが出来ます。これは『学び合い』だけが出来ることです。最初は週1回の合同『学び合い』から始めれば結構です。課題はあなたがその人と話し合いながらつくりましょう。『学び合い』の課題は子どもの2割はハッキリ分かる課題です。従って、中高で教科が違っていたとしてもあなたはつくれます。声がけはあなたがやればいい。というより不必要でしょう。何故ならあなたの子どもが分かっていて伝えてくれます。もし中高であなたが教えたクラスであれば、あなたが立っているだけで子ども達は『学び合い』モードになります。子どもは教科によって振る舞いを変えるのでは無く、教師によって振る舞いを変えるのです。

 誰もが合同『学び合い』に躊躇します。でも、一度やってみて下さい。これほど楽しい『学び合い』は無いですよ。それに合同『学び合い』の場合、失敗する可能性が0と言って過言ではありません。合同『学び合い』によって理解者を増やせば、あなたの悩みは半減します。そして、あなたの他に二人の理解者を生み出せば、校内で非常に生きやすくなりますよ。

 学校の現状を本気に心配している管理職の方に語ります。『学び合い』は教科指導と生徒指導が一体化しています。従って、イベントでは無く定常的に出来ます。『学び合い』は子ども集団、教師集団で考えることが出来ます。従って、教科の壁、学年の壁をとりはらい、学校全体として教師の指導力を高めることが出来ます。しかし、大上段に『学び合い』を掲げれば日本の教育の不易の部分を守っている大多数の教師からは反発を受けます。うまくやらねばなりません。どうするか・・・・

 西川ゼミは、既に数十の学校に入り、その学校の『学び合い』に関わっています。以上のことをどのようにやるかというノウハウは既に蓄積され、整理されています。それを『学び合い』ジャンプアップという本で出しました。お勧めします。

 私の本は、同志の方が切り開くための武器なのです。http://goo.gl/78wv6