■ [大事なこと]イジメ
各地でのイジメ問題の対策を知ると、「違うよな~」と思ってしまいます。多くのイジメ対策は、心の中で「イジメが起こるのはしょうがないよな~」と思っているように感じています。だから、起こるであろうイジメを小さい芽の内に摘むような対策をします。また、イジメが起こらないように色々な手立てをします。
しかし、イジメは本来は起こらない、起こるとしたら何か変なことをしているから、と思うと別な発想ができます。イジメは本来エネルギーが必要なことです。生物は無意味なイジメをしません。
思い出して下さい。小中高のクラスでイジメがあるのに、大学の教室ではイジメはありません。でも、部活の中にはイジメはあります。何故でしょう。
イジメの原因は、教師が関係する人を決めて固定化することによって生じます。http://goo.gl/XCZ0E
だから『学び合い』ではグループを決めません。関係することを強いません。ただ、全員達成を求めます。そうすれば逃げられるのです。
もしイジメ撲滅の活動を固定班で行い、関係を強いたなら、教師の目の届かないところでイジメは起こります。
■ [大事なこと]職務
大学人の一部の方には不快になることを書きます。すみません。
大学人の中には、研究が仕事の第一であるという方がいます。たしかに大学の中の研究所に所属されている方はそうでしょう。そして、そうでない方も、研究成果によって多くの学会賞を獲得し、数千万円や数億の補助金を獲得し、博士の学位を与え大学人の後継者を育てた人ならは、そう言って良いでしょう。しかし、そんな人は大学人のごくごく一部です。
研究で勝負できない、ごく普通の大学人の第一の仕事は教育です。
でも、こんなことを書くのは、私と同じように思っているけど、何故か研究第一主義の風潮の中でそれが言えない状況を何とかしたいと思うからです。一般の人の思う以上に、いや、はるかに、大学人には優れた尊敬すべき教師が多いと思っています。
追伸 凄く嫌みですが、私は多くの学会賞を獲得し、数千万円の補助金を獲得し、博士の学位を与え大学人の後継者を育てましたが、私の仕事の第一は教育であり、私は教師であると思っています。