■ [大事なこと]病んでいる
インターネットで情報発信を積極的にするかたには、大人のルールに則っている方もおれば、そうでない方もおられます。具体的には、基本的には人を否定しない。否定する場合は明確な論拠を提示する。ま、それが出来ないならば、私は「そうだと思うけどな~」という程度にする。そして、個人を特定される否定は避ける。せめて名前は避けた方が良い。なぜならば、いらざる攻撃を避けるためです。
私はかなり奔放な発言をしているようですが、特定の個人、組織を否定することを極力避けています。そして、個を特定しないように様々な配慮をしています。嘘だと思ったら、過去のメモをチェックすると良いですよ(ま、そんな暇人は殆どいないですけど)。つまり、ある人が「俺を非難した」と発言したら、「え、そうなんですか?そんなつもりはありません.すみません」と言えるだけの曖昧さを常に含ませています。
私は相対的に、個人特定される攻撃に晒されています。アドバイスです。
大抵、個人特定される攻撃をする人、そして大人のルールから逸脱する人がいた場合、その方は心が病んでいるのです。相手にしないことです。
私もそうなりそうなことがあります。でも、愚痴を言う仲間がいます。相手にするなと言ってくれる人がいます。だから、その一線を越えません。逆に言えば、大人げない言動、そして、大人のルールから逸脱する人がいたら、そういう仲間がいないのです。病んでいるのです。無視しましょう。
追伸 凡夫はつまらんことで怒り、喜びます。それで良いと思います。ただ、公的な言動は別です。ちなみに、上記が何に触発されて書いているか、分からないでしょ。あはははは
■ [大事なこと]人間関係づくり
『学び合い』は学力向上と人間関係づくりが表裏一体であると考えています。だからこそ、教科学習が人間関係づくりの場として最も適切な場だと考えています。しかし、『学び合い』ステップアップや『学び合い』ジャンプアップで書いたとおり、やり始めるとしたら週1で始めるのが安全です。その場合は学力向上の効果は限定的です。学力向上は『学び合い』を徹底したときに現れます。
ただし、学力が低下することはありません。おそらく少しは「まし」になるでしょう。なぜなら授業開始5分以内で寝ていた子が、『学び合い』では曲がりなりにも勉強を継続しますから。そして、90点の子を95点にするのは難しいですが、20点の子を60点にするのは簡単です。寝なきゃ良いのですから。
さて、人間関係づくりに特化して、『学び合い』の特徴が分かりやすい点を述べます。これが分かると従来の人間関係づくりとの違いが明確になります。
『学び合い』で創り上げる集団は、良き職場です。だから、教師と子どもとの関係は上司と部下との関係になります。従って、『学び合い』のセオリーやメソッドは、親子関係には適用できません。親子関係をモデルにした人間関係づくりは、一人の教師に数人の子どもの時には適用可能ですが、それ以上は無理だと考えています。
もちろん人間関係のベースは愛や信頼です。しかし、『学び合い』における教師の愛と信頼は上司が部下に対して持つ愛や信頼です。ようは、教室を職員室に置き換えれば、良き校長になるわけです。
次に、子ども同士の関係です。『学び合い』では同僚だと考えており、友達とは考えません。もちろん、友達になる同僚もいるでしょう。しかし、大人の職場でも全ての同僚が友達になれないのと同様に、クラスにおいても全てのクラスメートと友達になれるわけではありません。そして、それを強いません。その代わりに強いるのは、全員の課題達成を求めます。従って、愛だとか友情を語りません、得か損かを語ります。ただし、個々人の損得だけを語る(例えば、受験に絡めた話)だけでは互いの利害がぶつかり合います。従って、高い志(最も低いレベルの志が、クラス全員が達成するであり、その上が学年全員、学校全員となり、さらに行けば西川ゼミのように一人も見捨てられない社会の構築、となります)を掲げます。しかし、その志が個々人の損得に関わることを説明します。
『学び合い』を人間関係づくりの一つの方法だと思っている方も多いでしょうが、こう説明すれば、かなり異質であると分かっていただけるのではないでしょうか?