■ [う~ん]求めるもの
この5年間、分かってきて、辛いこと。
一人も見捨てない、というメッセージを意味あるものであると思っている人はそれほど多くないこと。
尊敬すべき教師であっても、求めているのは、クラスの子どもの中で2割以上が、過去の自分と同じような喜び、発見をすることを求めていること。
最後の2割の子どものつらさ。その2割の子どもを分かっているのに無視している6割。そして、最後の2割に、自分がなるかもしれないと恐れている2割。それが良い教育ではない。
何でもいい。これを達成したい、と願っている人に対しては『学び合い』は語る言葉があります。そりゃ、すぐに、100%の解決策は魔法でないのですから、無理です。でも、数ヶ月、最大1年かけていただければ、かなりましになることは分かってもらえます。
でも、なにも願っていない人に、語る言葉はないのです。
が、その人のクラスに数十人の子どもがいます。その人も苦しんでいるのです。