■ [大事なこと]自習課題

本日も新潟県のキーパーソンと思われる方に学校『学び合い』を見ていただきました。その方ともいろいろと話しました。その中の一つに、単元の中には『学び合い』にしにくいところもあるのでは、という疑問がありました。いろいろな説明の仕方があるのですが、その一つの説明をしました。
出張や子どもの病気のための年休など、急なこと自習課題を託してお任せする場合があります。それは単元のどこになるか分かりません。その自習課題でいいのです。「全員が出来る」という、たった一つの縛りを書ければ、それは『学び合い』の課題になります。
こう考えれば、簡単でしょ。
■ [発見]赤坂さん

上越教育大学の教職大学院には実に多様なスタッフがいます。
私がゼミ生に「教職大学院の先生の中で私に一番似ている先生は誰?」と質問します。たいていは分かりません。私が「赤坂さん」と答えを言えば、納得します。彼の授業を参観すると、つくづく似たタイプだと思うのです。本質的には「暗く」、「話し下手」で、基本的に「他者は自分を受け入れてくれない」という前提に立って物事を考え、準備をする人だと、私は勝手に思っています。(つまり、私の本質がそうなんです)そして、努力によってそれを克服しました。意識的改善なので、天才的なものはありません。しかし、安定して演じることができるのです。
彼の様々な仕草を観察し、分析すると、本当に私に似ていると思います。
その赤坂さんの自伝的な本が出るというので、楽しみにして注文しました(http://p.tl/-oNF)。するすると読めると思っていたのですが、読めません。苦しいのです。一行読むごとに、自分の過去が走馬燈のように思い出されるのです。その時の失敗、辛い思い出が洪水のように私の心を満たします。本当に思い出したくないことが思い出すのです。
苦しみながら読みました。赤坂さんは自分を凡人と書かれています。でも、違います。あれだけのことを正対し続けて、投げ出さずに、やり続けられた。これは凡人には出来ることではない。そして、凡人ではないが、凡人を理解できる。そして、自身を凡人だと思える。
何故だろう、と思いました。恩師の思い出や、その時々の出会いが書かれています。しかし、赤坂さんを赤坂さんたらしめているものとは私には思えません。あれだけ自分を踏ん張らせたのは、「それしか逃げ道がない」というものがあるように感じるのです。それが見えない。そして、それを知るのが怖くもあります。
読み終わって、「私に一番似ていて、一番似ていない」ということが分かりました。これが私の発見です。このような人を教職大学院の同僚にもてることを誇りに思います。
■ [お誘い]出張

今後の出張に関して、現状で決まっているのは以下の通りです。お近くに来たら、どうぞ。
7月29日 新潟県教育センター 講演
8月3日~4日 福島市 『学び合い』フォーラム
21日 長岡技術科学大学 免許教習会
22日 埼玉県寄居町 講演会
23日 ゼミ合宿
9月29日 『学び合い』大分の会
30日 大分県大平山小学校
10月1日 福岡県安徳南小学校
2日 福岡県大野東小学校
3日 福岡県二日市中学校→久保泉小学校
4日 唐津市鏡山小学校
19日 信州大学 長野セミナー
24日 兵庫県西宮浜小学校
25日 和歌山県僻地複式研究会
26日 『学び合い』和歌山の会
11月1日 兵庫県山口小学校
2日 岡山大学 教育実践学会
3日 同上
4日 『学び合い』秋田の会
5日 秋田県田根森小学校
6日 青森県長者中学校
22日 新潟市岡方第一小学校
30日 『学び合い』兵庫の会
12月1日 広島市 『学び合い』中国の会
2日 広島県三入小学校
3日 佐賀県神埼市教育委員会
4日 未定
5日 福岡県立花小学校
6日 大分県藤原小学校
7日 大分県大平山小学校
2月22日 福岡県 『学び合い』フォーラム
23日 同上
24日 大分県大平山小学校+藤原小学校