■ [大事なこと]ギャンブル

若い人が、自分の人生を賭けたギャンブルをやろうとしている。今までにも何度も。年長者として、やめなさい、と言うけど分からないだろうな~っと思い、それ以上は言いません。
ギャンブルは10分の9であっても10回繰り返せば確率3分の1つまり3分の2はダメということです。賭けるものが10万円ならばそれもありでしょう。しかし、自分の人生であれば100分の99でも危険です。10回やっても100分の99になるには0.999つまり1000分の1以上でならねばならないのです。
人生で賭けるべき時はあります。でも、一度、賭けるべきと思い、賭けたならば、それは何度もするのです。長い人生、10回ではなく、100回も、1000回もです。
一時的な思いで、10分の9、いや、それ以下の分で賭けるのは何故でしょうか?
② にその結果として、それを実現するために、何が必要条件かの情報収集を事前にしない。
③ その結果として、障害となることを解決するための手立てを考えておらず、それの手立てを積み上げない。
④ できないという現実を知って、驚き、時間がなくて丁半ばくちをしてします。
では、どうあればいいか?
② にその結果として、それを実現するために、何が必要条件かの情報収集を事前にしっかりする。
③ その結果として、障害となることを解決するための手立てを考え、それの手立てを積み上げます。この段階で、いろいろな人と話し合います。当然、信頼できる人と話し合うでしょう。「そりゃ、あきらめろよ」という人もいますが、次善、三善の手立てを教えてくれる人がいます(いないとしたら、日ごろの行いが悪いということです)。
④ 時間がたつうちに、憤りや焦りが引き、次善、三善の手立てを行い、それをよりよい方策にすることを考え続けます。結果として、最初は0.9の博打を、0.999にして1.1にします。
たいていの凡夫は、自分の力を信じられないので、博打はしません。でも、本当の能力のある人は、人から博打と思われることを、時間を変えて博打ではなく、必然にします。が、能力があるけど、上記をしない人は、博打をします。結果として、0.9は成功します。でも、それを繰り返せば、必ず失敗します。