■ [大事なこと]頭を下げる
尊敬すべき人生の先輩から、男が土下座していいのは妻だけだ、と教えて貰いました。そして、妻にはどんなに土下座をしてよいと教えて貰いました。
妻同士が集まれば、旦那の品評会が盛んになります。それは夫も集まれば同じです。現職院生たちと私が家庭の話をすれば妻の話が出てきます。そのうち彼女持ちの学生も参加するようになります。
その際、現職院生や学生によく話すことです。
『何故、夫が妻に頭を下げるのは何故か?そりゃ、得だからだよ。頭を下げたくないならば、家庭内でやっていることを妻と自分で交換すればいい。そうすれば頭を下げる必要は無い。でも、嫌でしょ?つまり、妻がやってくれること、それはとても大変なこと。それをやって頂いている。大多数の男はバカでは無いから、頭を下げている。』
息子を育てると色々なことが分かります。小学校高学年以降の息子に接する仕方が、私に接する仕方と全く同じなのです。つまり、「やらせれば、やれると思っている」、「自分の求めていることは絶対に正しいと信じ切っている」のです。ま、言われた当初は「え~」と思うこともありますが、しばらくすると家内の求めていることは妥当であることが分かります。
ということで、男は伴侶に頭を下げることは良いことだと、ゼミ生には詳細な分析と豊富な事例をもとに30分以上説明しています。前にも書きましたが、おそらく『学び合い』以上の熱心さで語ります。とても大事なことだから。
追伸 男のゼミ生には、女性は独身でも美しく老いることが出来るが、男は情けない生物だから、それは出来ないと私は言います。一人暮らしの男性の死因は「不潔だ」と言います。男とは女性に比べて、弱い生物だと思っています。