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2013-10-17

[]自信作 17:11 自信作 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 自信作 - 西川純のメモ 自信作 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明日のプレゼンを作り上げました。150分間も私に時間を与えてくれるので、かなりじっくりとしたものが出来ます。演習を中心としたものです。我ながら自信作です。

[]長野セミナー 09:33 長野セミナー - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 長野セミナー - 西川純のメモ 長野セミナー - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明後日の土曜日に信州大学で講演します。http://p.tl/GQag

[]企業 07:26 企業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 企業 - 西川純のメモ 企業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 明日は企業の人相手に『学び合い』の講演です。

 企業の人が『学び合い』を学びに上越に来ることは少なくなくなりましたが、講演ははじめてです。思い起こせば、大学院の時に大学院の先生のお誘いで、企業の人を相手に質的データの統計分析の手法を講演した以来、つまり、三十数年ぶりです。あ、ということは、私の講演最初は企業相手だったんですね。

 日本の教育が変わらないのは、評価が甘いからです。学力向上だって、行政が強いるのは、学力向上の方法を強います。そして、行政が言っている通りのことをやりさえすればOKなのです。そして、全国学力調査だって、その評価が甘い。何故なら、行政が強いている方法をやっている学校が成果を上げられなかったら、それは行政が強いている方法が悪いということです。そのため、どんな結果が出たとしても、行政は最終結果を強く求められない。だって、自分の首を強いますから。

 では、なぜ行政は方法を強いる一方、結果は強いないのでしょうか?そりゃ、結果が怖いからです。方法はいくらでも「ふり」が出来ますが、最終結果は「ふり」は出来ません。だから、学校の先生方を含めて、結果が出た直後以外は忘れたふりをします。そして、本当に忘れます。

 私はもっと行政が結果に対して厳しい評価をして欲しいと願います。そして、その結果に関して行政が責任を果たして欲しいと思います。何故なら、評価が甘いから、改善がなく、その結果、見捨てられている子どもが増産されているからです。

 企業の評価は甘くない。結果を出せなければ倒産になってしまいます。そのようなところにニーズがあります。『学び合い』で明らかにしていることは、様々な経営学で示された結果と一致しています。ただ、経営学での研究では、経営者と部下の首にICレコーダーをブル下げて数ヶ月の会話を記録・分析することは出来ません。でも、我々は教室でそれをやっています。その結果を企業の人に伝えれば、『学び合い』教室の経営と企業の経営が一対であることが分かるはずです。

 明日の反応が楽しみです。

[]キャリア教育 07:26 キャリア教育 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - キャリア教育 - 西川純のメモ キャリア教育 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 キャリア教育で最も基礎となるのは、それは自分にとっての幸せとは何か、の確立です。キャリアはそれを実現するためのツールに過ぎません。ところが多くのキャリア教育はそれが欠けています。職場体験すれば、キャリア教育だと思われている。本末転倒ですね。

 考えてみれば、学校教育で「自分にとっての幸せ」を考えさせることってどれだけあるでしょうか?私の過去を振り返れば、一度もなかったように思います。それを考えさせる代わりに、偏差値が一つでも高い学校に進学するのが、人気ランキングが一つでも高い企業に就職するのが幸せへの道だと子どもを洗脳します。

 人の幸せは、生物学的に妥当なものであらねばなりません。何故なら、我々を突き動かすものはホモサピエンスの生存戦略を成り立たせるためにあるのですから。ただし、それは種としての生存戦略であって、個体としての生存戦略ではありません。そのため、アリの社会のように生存戦略が成り立たない個体によって、種としての生存戦略を成り立たせている社会もあります。ホモサピエンスも例外ではありません。しかし、私は我が子や教え子に、個体としての生存戦略、個体としての幸せを成り立たせたいと願います。だから、繰り返し、繰り返し、普通の幸せの大事さを、しつこく語ります。が、若いと、その意味が分からないですよね。私もそうでした。