■ [大事なこと]囲碁
私は小学生から将棋が好きでした。ところが大学生の4年で囲碁に出会いました。未だに、ド素人ですが、囲碁の方が好きです。どこが好きか?戦いが盤面全体で行われるところです。もちろん、将棋でも盤面全体で勝負がつきますが、ド素人のレベルでも囲碁の方が大局戦を学べます。
今、私は全国レベルの囲碁をしているような気がします。それも差し手がいっぱいの囲碁です。どっかで勝って、どこかで負ける。負けたと思っていたのが、別な局面の展開で勝てる。そんな風です。でも、囲碁と違うところがあります。今まで黒石だった石が白石になったり、その百倍以上あるのは黒石だった石が無くなったりしまうのです。ま、そうでしょう。自分の実践、というレベルだったら、そうなるでしょう。5年先の自分を保証するにはどうしたらいいか、それが分からない。また、その5年すら後も無い人なれば、とりあえず先送りしたいのは当然です。先送りすれば定年ですから。
自分の教え子の一生涯の幸せを保証する。
この日本の圧倒的大多数の教師が荒唐無稽と思っていることをリアルに夢想する。その人と繋がりたい。私は声を大にして言いたい「自分の教え子の一生涯の幸せを保証する。」は可能です。ただ、それを本気に願うならば。
教師の皆さんに言いたい。私が関わった出版関係の方々が同音異句に語ることは、「教員採用5年以内の人に読むことを想定して本を書いて下さい」です。つまり、5年以降は勉強しないのです。とりあえず授業を出来れば、それ以上の向上は望まないのです。子どもがどんなに苦しんでも、それは学校の問題、保護者の問題、社会の問題と合理化できます。と出版関係、つまり社会の人はそう思っているのです。
書店に並ぶ本のタイトルを冷静に読んで下さい。知的レベルが分かります。斎藤喜博、大村はま、という巨星レベルの方々の本のタイトルのレベルと比べて下さい。私を含めて圧倒的大多数のタイトルが「マンガ」レベルです。私が苛ついているのは、採用十年、二十年の方々が、採用十年、二十年の方々へのメッセージが殆ど無いと言うことです。今、書店に並ぶ本の中で、斎藤喜博、大村はま、という巨星レベルの方々の比肩するタイトルがあるでしょうか?あっても売れないから、出ないのです。
そのため、地域レベルのコミュニティーで完結し、新たなものを吸収していない人が採用十年、二十年の方々を主導している。ほぼ百年前の枠組みが、さも最先端のような枠組みで語られる。教育史をちょっとでも学んで欲しい。
ま、これを読む人に言ってもしようがないですけど。そのような方々はアンテナが高い。
でも、私が踏ん張れるのは、実は私が知らない黒石が多くいるということです。でも、私はどんどん老化し、愚かになっていることを感じます。第一、上記のようなこと自体が老化です。だから早くフェードアウトしたい。でも、日本中に苦しんでいる子どもがいる。困ったものです。
もう一度言いたい。私は声を大にして言いたい「自分の教え子の一生涯の幸せを保証する。」は可能です。ただ、それを本気に願うならば。良い授業をするとかしないとかのレベルではありません。ま、愚痴です。
■ [お誘い]岡山の会
新春早々、4月26日(土)に『学び合い』岡山の会が開かれます。お誘いします。http://p.tl/KDWM
■ [親ばか]取材
上越は戦国武将の上杉謙信の本拠です。大学の直ぐ近くにある春日山に居城がありました。その上杉氏も会津に移封されました。その後、徳川忠輝が平地の高田に居城を建てました。それが1614年です。ということで、今年は高田開府400周年です。
昨日は、そのイベントで各種団体が高田城址に多数の雪灯籠をつくりました。息子の学校も参加し、息子も土曜日の午前中はそれに参加していました。夜はライトアップされ大変きれいでした。その際、息子が「上越タイムズ」という地元紙の腕章をつけた人から取材を受けました。
もしやと思って買って読みましたが、息子のインタビューが載っていました。ということで親戚分の部数も買いました。