■ [大事なこと]バカ
私はバカが大好きです。我がゼミは「一人も見捨てず」という理念に共感する人が集まります。常識的な人から見れば「バカ」です。そのバカが大事です。バカは分かれば常識的な行動も出来るバカに育てられます。でも、常識的な人が、今を超えることは非常に難しい。そういう人は、多くの人がやりはじめてから、やり始めるのです。願い、そのロマンにかけられるバカがいるから社会は変化します。オジサンはそのバカが成功する道筋を創るのが仕事です。
■ [嬉しい]非難
5年前ぐらいから「学びの共同体」と並列、もしくはごっちゃにして非難されるようになりました。最近はTOSSと並列、もしくはごっちゃにして非難されるようになりました。それらで頑張っている方には申し訳なく思いますが、「そこまでになったんだ~」と一人嬉しく思っています。
■ [大事なこと]意味
問題が解ける、分かる、それが学校教育の目的。多くの場合は、それでも可能です。しかし、重篤な障害を持つ子や、その子を含むクラスで教壇に立つとき、それでは不可能です。その時必要なのは、教科内容を超えた学校教育の目的を持つことです。
■ [大事なこと]パラダイス
人を支配したい、人の持てないものを持つ、人の食べられないものを食べる、そんなことを幸せと思っている限り、全ての人は幸せになれない。科学技術がそれを実現する手段である限り、科学技術は全ての人を幸せに出来ない。だから一人一人が自分独自の幸せの基準を持ち、多様な人が支え合って、それぞれが自分なりの幸せを実現する社会がパラダイスだと思います。
その価値観の転換を学校教育で行わなければならない。そのためには、学校の勉強が出来る方がいいという単純な思考を捨てなければ。そりゃ、出来る方が出来ない方よりはいい。でも、だからといって人の幸せを決めるわけでは無い。何故、学校の勉強が出来る方がいいのか、それを教科内容レベルで全ての学習者に説明出来る人はいません。出来ると思っているのは、それが通じる狭いコミュニティの中で「そうだね」、「そうだよ」と互いに了解している場合。