■ [嬉しい]講義
本年度の大学院の授業は、「従来の授業が『学び合い』より勝る点があるか?」ということをテーマに私を論破することを求めます。私への挑戦は、個人でも良し、グループでも良し。私に論破されたとしても、次の週、その次の週・・・・、何度でも挑みかかって良いのです。
授業には私のゼミ以外のゼミ生が参加しています。また、単位にならないけど聞きに来ている既存修士の学生さんもいます。学生さんからは「ギブアップってありますか?」との声が出ました。私は「じゃあ、現場の教壇に立ったら『学び合い』でやり続けるの?」と聞きます。となると、「う~ん」となります。そこで「じゃあ、まだやろう。さあどうぞ」です。
質問の9割以上は、典型的な質問ですので私としては楽です。でも、その先のギリギリのところで私を乗り越えてくれるかもしれません。それが楽しみです。が、そんな簡単なことではありません。私の後ろには数百、数千の同志がいて、その人たちからの情報があります。百を超える学術論文のデータがあります。院生さんの思いつきで私を論破するのは難しいと思います。でも、・・・・。それが楽しみで教師をやっています。