■ [大事なこと]理論
私のゼミ生に対しての基本方針です。
教師は人相手の仕事です。ありとあらゆる問題に直面します。個々の対処法を教えることは無理です。私が『学び合い』を理解する前の様々なテクニックを伝授することは可能です。ま、一部はやっています。でも、それを徹底するには24時間を費やさなければなりません。独身時代は出来ましたが、結婚しては出来ません。そして、それをやったとしても、結果として生まれるものが何かは分かっています。結局、教師の自己満足に過ぎません。
で、今の行動原理は、自分しか出来ないことかそれ以外かで判別し、前者に全力を尽くし、後者はしません。これを徹底しています。それが凡夫たる私の出来ることであり、それが子どもたちが成長するための条件です。
追伸 だから多くの先生方が、家庭を犠牲にして学んでいるのに、結果を出せないのです。私が6日間で本を書けるのは、多くの仲間が私をサポートしていただけるからです。書くのは6ヶ月ですが、その情報を得るまでの期間は二十年かけています。そして、推敲に3~半年かけています。いずれも仲間のサポートによるものです。
■ [大事なこと]立場
私は自分が教師の立場である時は、無能(ある側面に関してはということです)である学生に対して寛容です。が、同僚という立場であれば、厳しい。そして、敵に対しては辛辣で、執念深い。
何故違うか。それは管理者の立場と、同僚の立場の違いです。そして、同僚の立場としては、その管理職がどのような管理職によって依存します。だから、従来型指導における子どものことがよく分かります。彼らには罪は無い。あるとしたら管理職の問題です。
追伸 ただし、困ったチャンでも、距離をおくという方法をとります。積極的に攻撃を受けない限り反撃はしません。距離をおけば、攻撃を感じないならば攻撃しません。これって、クラスの子どものやっていることです。