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2015-01-07

[] 生意気で、図々しく、でも、その実力を認めざるを得ない若手 07:32  生意気で、図々しく、でも、その実力を認めざるを得ない若手 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク -  生意気で、図々しく、でも、その実力を認めざるを得ない若手 - 西川純のメモ  生意気で、図々しく、でも、その実力を認めざるを得ない若手 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 生意気で、図々しく、でも、その実力を認めざるを得ない若手になるための方法に関しては「なぜか仕事がうまくいく教師の7つのルール」(学陽書房)に詳しく書きましたが、ダイジェスト版を書きます。

 まず、おはようございます、ありがとうございます、すみませんでした、何か出来ませんか、お先に失礼します、という挨拶をちゃんとするというのが基本です。

 次に、事務の人と仲良くすることです。ようは上記の挨拶を事務の人ともすることです。そして、旅行をしたらお土産を事務室にも持って行きます。そして、事務室で雑談すれば良いのです。話題の中に「ねえ、あの書類ってどこまでかけばいいの?」ということを話しましょう。校長や教頭が話し好きならば雑談しましょう。

 さて、ここまでは簡単ですよね。でも、もう一歩進みましょう。というのは、権力を持っている人、権力を持っている人に繋がる人に繋がらなければなりません。方法は簡単です。特にあなたが三十代前半であるならば。

 どの都道府県にも官製研修会、半官製研修会があります。そこに参加するのです。そして頼まれたら発表しましょう。官製研修会、半官製研修会の同人は数百人いますが、実際に活動しているのは十数人ぐらいです。年齢も高くなっています。そこに毎回参加する若手がいたら、直ぐに注目の新人です。そこに参加する中堅の人は権力者に繋がっている可能性が高い。

 権力者はしなければならない仕事が多い。ところが、その仕事の殆どは自分では出来ません。代わりの人がやってもらいます。仕事をふったとき、ごちゃごちゃ言わずに受けて、一定以上のパフォーマンスを期待できる中堅を欲しています。それらの人を探すのは自分の過去の勤務校からだけでは見つけられません。だから、官製研修会、半官製研修会がその場なのです。だから、権力者は官製研修会、半官製研修会で汗を流す中堅と繋がっています。

 あなたが三十代前半であるならば、都道府県レベルの権力者と繋がれといわれても、「無理」と思うのは当然です。しかし、官製研修会、半官製研修会に参加し「続け」頼まれたら発表することは「無理」ではありません。1年間も続けば、あなたは期待の新人です。そして、都道府県レベルの権力者とつながっている人と繋がれます。

 それらの人と対等に話すためには、法令を勉強しましょう。そして、文科省からの諮問・答申を通称する必要があります。最初は耳学問で結構です、そういう人たちに「・・・ってどういうことなんですか?」と聞けばいいのです。なお、この手のことに関して喋れない人は、あなたの繋がるべき人ではありません。

 さて、それを理解した上で、それを自分の願いの実現にどのように繋げたら良いかを考えれば良いのです。

 私が長々と書いた理由は『学び合い』に関して権力者と戦う人では無く、有効な道だと提案する人を大量に欲しいからです。権力者と戦ってこちらが勝つということはありません。せいぜいいって痛み分けです。権力者が使ってくれればこちらの勝ちです。『学び合い』は見た目は変ですが、使い勝手はとてもいいツールになります。まずはツールとして使ってもらいたいと思います。同志諸氏、お願いします。

追伸 あ、詳しくは「なぜか仕事がうまくいく教師の7つのルール」(学陽書房)で。