■ [大事なこと]誠実
目の前にいる人に対して、誠実であることはそれほど難しくありません。多くの人が出来ます。しかし、普段合わない人のことを心にとめ、その人に対して誠実であり続けることはたやすいことではありません。
ホモサピエンスはもともと小さい集団(大凡150人程度)の群れで生活するための能力を本能として持っています。それらの群れは常に顔を合わせている人たちです。ところが現代社会になって繋がる人の数も、また、物理的な距離も増加しました。それらと繋がる能力はDNAに組み込まれるほど時間がたっていません。だから、意識的なものが必要なのです。
私への仕事の依頼は全て電子メールで送るように求めます。私自身が私にメールを送ることもあります。そして処理済みの仕事のメールはアーカイブします。従って、受信ボックスルには未処理の仕事が残ります。それが最大でも二十以上にならないようにしています。
上記が成り立つように、自分自身がやるべき仕事と他者がやるべき仕事を峻別し、後者を他者にゆだねます。他者にゆだねるべき仕事を、他者にやってもらうことを言い出せずに、結果として仕事を遅らせることは、全ての人に迷惑です。
自分がしなければならない仕事に関しては、直ぐに終わらせます。質よりも早さ、価格よりも納期を私は重視しています。そもそも我々のところに来る仕事の9割近くは、手を抜ける仕事です。その場合は、手を抜きます。それによって、手を抜けない仕事に時間を費やせます。
以上3つで誠実であるようにしています。不誠実な人は、上記のようなルールを自分に課していないのです。理由は自分は出来ると思い込んでいるからです。たしかに、その人が普段会う人に対しては十分に出来るのでしょう。しかし、普段合わない人に対して誠実でいる能力とは別な能力なのです。それが分かっていない。
若いうちから、広い範囲の人と繋がり、その人たちと誠実につきあうための能力を獲得すべきだと思います。
以上、「なぜか仕事がうまくいく教師の7つのルール」に書いたことです。
そういえば、昨日、数ヶ月ぶりに電子メールの受信ボックスが空になりました。でも、三十分だけです。今、残っているのは予算獲得のために必要なメールが一つ。これは1週間以内に申請するか否かを決めて、誰に委譲するかを決めなければなりません。もう一つは、教職大学院の誰かが担当しなければならない委員をどのような方法で選出するべきかを問い合わせているメールです。これは最大、明日中には解決出来ます。
■ [お誘い]静岡市立美和中学校
久しぶりの静岡県でのお仕事です。5月11日に美和中学校でお仕事です。美和中学校は静岡市の中心部から10kmほど郊外にありますので、公共交通機関で来るには、静鉄バスで30分ほどかかるのですが、その代わり、駐車場がたくさんあるので、近隣から車で来るのには、十分対応できると思います。
内容は、私の飛び込み授業です。
その日に全力を費やせるように、前日には前泊を求められていますが、拘束は無くとにかく静岡市に10日に入れば良いのです。そして、夜は飲み会での懇親会ですので、後泊が必要です。そして12日の拘束はありません。
私は自分の健康管理の関係から、出張に関して基準を設けています。おそらく平均的な大学教師の出張とは桁違いの金額を求めています。それを設定していない時は、年間70日以上も出張し、不整脈になりました。その基準をご存じな方だったら、2泊三日で飛び込み授業つきがどれほどの金額を必要とするかおわかりだと思います。それをたった1日の私にかけていただける。その気っぷの良さと、金遣いのきれいさは、江戸っ子の私としては心地よい。なんか「高島屋!」と二階席から、声をかけたいと思います。
一つの中学校がこんなことも出来るのも、学校が公益財団法人「はごろも教育研究奨励会の平成27年度(第11回)はごろも『夢』講演会」に応募し、補助が受けられるからです。はごろも教育研究奨励会に厚く感謝したいと思います。
研究者、教育者としてはもちろんですが、芸人としても私の全力を尽くさねば、心意気に応えられません。なお、学校のご厚意により、公開です。ご覧になりたい方は、下記にお問い合わせください。
静岡市立美和中学校(しずおかしりつみわちゅうがっこう) 担当 良知(らち) できるだけメールでご連絡ください。
〒421-2124 静岡市葵区足久保口組3276番地の2 TEL :(054)296-0009 FAX :(054)296-1719 E-mail:miwa-j@shizuoka.ednet.jp