お問い合わせ  お問い合わせがありましたら、内容を明記し電子メールにてお問い合わせ下さい。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。             

2015-03-14

[]天使でも 21:56 天使でも - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 天使でも - 西川純のメモ 天使でも - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ドラッカーには有名な言葉があります。

「事業体とは何かと問われると、たいていの企業人は 利益を得るための組織と答える。 たいていの経済学者も同じように答える。この答えは間違いではない。的外れである。事業の目的として有効な定義はただひとつである。それは顧客を創造することである」

 さらに「利益は企業の目的ではなく、存続の条件であり、明日もっとよい事業をするための条件なのである。」と説明しています。しかし同時に、

「たとえ天使が取締役になっても、利益には関心をもたざるをえない」とも釘を刺しています。

これは企業について述べているのですが、含蓄ある言葉です。「利益は企業の目的ではなく、存続の条件であり、明日もっとよい事業をするための条件なのである。」と思える企業、それを具現化する社員、その社員が生きられる集団を維持発展できる経営者、それが生き残るのです。利益追求だけすれば、結局、社員は我が利益を求めます。ベクトルの異なる集団はつぶし合います。もし、明日のもっとよい事業を提案できる経営者がいるならば、「利益は企業の目的ではなく、存続の条件であり、明日もっとよい事業をするための条件なのである。」と言えるのです。

さて、この言葉は学校にも、クラスにも言えるのです。

学校は利益を求めていません。だから「事業体とは何かと問われると、たいていの企業人は 利益を得るための組織と答える。 たいていの経済学者も同じように答える。この答えは間違いではない。的外れである。」はすんなり受け入れられます。というより、当たり前です。しかし、「事業の目的として有効な定義はただひとつである。それは顧客を創造することである」という言葉に応えられる校長やクラス担任がどれほどいるでしょうか?

これを分かりやすく言えば、校長やクラス担任の仕事は、望むべき価値を見いだし、管下の職員、子どもに納得させ、その価値を求める顧客にすることなのです。

もう一つ、とあいえ、「たとえ天使が社長になっても、利益には関心をもたざるをえない」のです。この場合の利益の分かりやすい例はNRTなのです。NRTの馬鹿馬鹿しさが分かっている教師であっても、NRTに関心をもたざるをえないのです。何故なら、、存続の条件であり、明日もっとよい事業をするための条件だからです。

 『学び合い』の同志諸氏、学力向上本をお読み下さいhttp://goo.gl/3yw2ll。魂を売り渡す必要はありません。ただ、天使すらも関心をもたざるをえないのです。

[]教育同人社 18:49 教育同人社 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 教育同人社 - 西川純のメモ 教育同人社 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 小学校の先生だったら教育同人社をご存じだと思います。テストや教材を作っている会社です。教育同人社は早い時期から『学び合い』を見いだし、応援してくれています。

 最初、教育同人社からお声をかけていただいたとき、特定の営利企業と関わることに躊躇しました。ある時、『学び合い』の会で教材販売のブースを立てていただいたときです。そこに来られた教育同人社の方が、『学び合い』実践者の話を聞いていて、メモを取っていたのです。私は数多くの学会の全国大会の事務局長を担当しました。そしてブースをお願いした企業はあまたあります。しかし、発表者の話を聞こうとする人はいません。

 それから何年のつきあっています。私の頭の中では会社では無く、同志と分類しています。年に何回か上越に来られますが、その目的はゼミ生と飲むことが目的なのです(ちなみに、私はその飲み会には呼ばれません。あはははは)

 教育同人社は『学び合い』を物心両面で支援してくれています。『学び合い』の課題集をHPにアップしてくれています(https://manabiai.djn.co.jp/)。また、『学び合い』の会の開催に関して金銭的な援助もしています。また、講演もしてくれます。

 編集の山口さんや、営業課長の足立さんの講演はお勧めです。課内の運営を『学び合い』でやっているのです。頼めば、参加してくれます。

 全国の同志へ。是非、図々しくお願いして下さい。とりあえず、山口さんに連絡下さい。お勧めです。以下は、本日届いた山口さんのメールです。

 教育同人社の社是は『全ての子どもに、もっと教育を』です。

 一人も見捨てない『学び合い』と相性は良いのは当然ですね。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

西川先生

教育同人社の山口です

今年度は,たくさんの先生方を紹介していただき,ありがとうございました

おかげさまで,広島,岡山,長野,群馬など,

多くの地域の勉強会やセミナーを通して先生方と語り合うことができました

そこには多くの学びがあり,参加するたびに充実感と活力をいただいています

いま,『学び合い』が秘める大きな力を予感しています

ひとつめ

先生による一方向的な講義形式の授業ではなく,子どもの能動的な学習への参加を取り入れた

【アクティブ・ラーニング】というものが注目されつつあります

これは,子どもが能動的に学習することによって,認知的,倫理的,社会的能力,知識の育成を図る というものです

この指導法とねらいは,まさに,『学び合い』です

学び合い』は,アクティブ・ラーニングの先行実施,研究をしているのです

学び合い』が爆発的に全国に広がるのは,実はすぐそこまできているのかもしれません

ふたつめ

全国学力調査のB問題で結果を出すのが『学び合い』ではないでしょうか

求めるものが何かを理解する

課題達成を目指して意欲的に考える

自分で解いた方法を説明する

自分の考えの理由を説明する

友達の方法を聞いて理解する

友達の考えや理由を聞いて理解する

改めて『学び合い』の活動をみてみると

全国学力調査のB問題ができるために必要な読解力,思考力,表現力のインプットとアウトプットを

ごく普通に実践しています

学び合い』の実践が,全国学力調査 B問題の結果向上につながるような気がしてなりません

2つの事由を書きましたが,山口が気が付いていない可能性を

学び合い』はまだまだ秘めていることでしょう

教育同人社は,この素晴らしい『学び合い』を応援していきます

各地の勉強会やセミナーに参加し,もっと『学び合い』の素晴らしさを学びたいと思っています

学び合い』のさらなる広がりや,『学び合い』を実践される先生方の活動をサポートしていきたいと思っています

27年度も,各地域の『学び合い』勉強会に参加します

金銭的な援助もしていきたいと思っています

引き続き,よろしくお願いいたします

☆━━━━━━━━━━━━━━◆ 株式会社 教育同人社 ◆

  山口 直人  E-mail: naoto@djn.co.jp

  ――――――――――――――――――――――――――

  小学編集部 編集一課長 【ワークテスト編集長】

  〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-21-1 アウルタワー2F

  Tel:03-3971-5159 Fax:03-3971-1779

  http://www.djn.co.jp

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

[]無能な管理職 10:40 無能な管理職 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 無能な管理職 - 西川純のメモ 無能な管理職 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教務主任等の主任が苦しんでいたとしたら、管理職が無能なのです。

 主任は管理職ではありません、職務命令も出来ません。が、多くの人に色々なことを求めなければなりません。そして、保護者対応の全面に立たねばなりません。そこで苦しんでいるとしたら、管理職が学校をチームにしていないからです。学校をチームにしていないならば管理職の責任です。ま、無能な管理職は、それを教頭や主任の仕事と考えて、それを出来ない教頭や主任を無能だと思っている。そのこと自体が、無能である証拠です。

追伸 私の集団である西川ゼミで苦しんでいる人がいないなんて思いません。しかし、その原因は自分の無能であり、年長者やゼミ長の責任だとは、1マイクロンも思ったことはありません。

[]強行軍 10:40 強行軍 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 強行軍 - 西川純のメモ 強行軍 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 3泊4日の修学旅行から息子が帰ってきました。充実した修学旅行だったようで学校の先生方に感謝、感謝です。

 ただ、気になることがあります。乗る飛行機に合わせて、4時50分に集合しなければなりません。そのため我が家では3時50分に起床して、集合場所に送ります。朝飯は移動のハス中でおにぎりが2個です。次の日も4時50分起床です。そのため、ワイシャツと制服ズボンで寝たそうです。そして昨日、息子が自宅に帰宅したのは22時半です。遠方から通学している家庭もあるので中には23時を回ってから帰宅した家庭もあると思います。

 おそらく、「これもやってあげたい」、「これも見せてあげたい」という先生方の思いが全部積分されたのだろうと想像します。でも、まずは子どもの健康を考えた基礎的条件があることを、何故、計画段階で気づかなかったんだろう。と、不思議に思います。

 もちろん、子どもの数倍も教師には負担があることは、学校現場で引率した経験のある私は十分に分かっています。おそらく、体を壊した先生がいるのでは無いかと思います。その身を削って実施された修学旅行に対しては感謝しかありません。

追伸 夕食。息子の土産話で盛り上がりました。息子は、中学校で最高のイベントになったと思う、と言っていました。