■ [嬉しい]追い出しコンパ
本日は西川研究室の追い出しコンパです。なんの企画も無いだらだらと話し合う会です。良いなと思います。そして、卒業生・修了生の挨拶です。聞きながら注意していることがあります。それは私に対する感謝の言葉があるか、無いかです。
無かった!!!!嬉しかった。彼らが語るのは、西川ゼミが現職院生、学卒院生、学部生が普通に話せて、支え合えたことを感謝する言葉です。10年以上前から同じ視点で見ています(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20030321/1172994735)。
自慢します。今年のゼミは良い集団になりました。そして、その管理職は私です!
こんなこと自慢すること自体が変ですよね。
■ [大事なこと]愚かな敵
『学び合い』に反対し、結果を出せないことを合理化する同僚に悩む同志にアドバイスしました。愚かな敵はとてもありがたいのです。
http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20140704/1404445448
『学び合い』に対して声高に反対する方がいます。私は相手にせず、自滅するのを横目でみています。だって、賢明な敵ならば、そんな品の無いことをしないはずですから。愚かなのです。
■ [大事なこと]心
ふと思いました。
「教育は心」のような王道を「はい、どうぞ」の『学び合い』の西川に言われたくないと思う人もいるでしょう。でも、「教育は心」を純化し徹底したのが『学び合い』ですから。普通は今までの授業に「教育は心」を付加する。『学び合い』では、「教育は心」に反するところを削り、「教育は心」を具現化する授業テクニックを付加する。
■ [大事なこと]芸人
ユーモアのある人は好かれます。そして、その人の話は聞かれます。相手を意識して話すことは大事です。が、程度があると思うのです。
例えば、校長がしゃべくり漫才のように話したらどう思いますか?校長が着ぐるみを着て職員会議に出たらどう思いますか?一度ぐらいなら良いかもしれませんが、それが毎回だったら。
子どもにとっての教師は、教師にとっての校長と同じです。教師は芸人では無い。大事なのは、学校教育は何のためにあるか、子どもをどのように見ているか、この考えがしっかりあるか否かです。それさえあれば、ありとあらゆる場面に言動にそれが表れます。子どもはそれを見ている。
程度を越えた演出は、その教師にとって学校教育は「楽しい」ことが大事であり、子どもとはそれを楽しむお客程度の存在であると考えていることを、クラスの上位層にハッキリと伝えます。楽しむかもしれませんが、尊敬はされません。
私は講演会では「噺」を練った講演をマシンガントークで語ります。そして、授業の場合も最初の1回はそれをします。一発勝負の場合は、話術は大事です。しかし、回数を重ねるならば、子どもに見透かされる本性が大事。そこが芸人の話術と教師の語りの違いです。