■ [大事なこと]手品の種
最近、一気に『学び合い』のテクニックを公開しています。
気のせいか、『学び合い』に対する罵詈雑言は小さくなっているように思います。ま、気のせいかもしれませんが。
でも、分かるような気がするのです。私が公開したテクニックは徹頭徹尾、当たり前のことを書いているからです。
戦争末期、アメリカのB29に対して日本は竹槍を空に突き立てていました。私は、そりゃ無理だと、ごく当然なことを言っているのです。そして、そんな無理しなくても解決できる当たり前のことを書いています。
■ [大事なこと]資源
私のFBのタイムラインには多様な情報が流れます。
海外の情報を見ながら、私は「日本ほどの資源大国はないな」と思うのです。
国にとっての最大の資源、それは「人」です。まずは人口です。でも、単純に人口の多寡ではありません。その中で同胞と思っている人口の多寡がポイントです。国民が割れており、互いに反目してはいけません。5%のマイノリティがいたとしたら人口の意味は95%ではなく90%、80%の意味しかなくなります。また、人口の質の高さが問題になります。文盲率も重要になるでしょう。中等教育を受けた人の数も大事です。
と、考えたとき、日本以上の資源大国はないと思うのです。
日本は災害の多い地域です。しかし、その際、互いに同胞と思える国民がいます。東日本災害において、どれほどの人が、どれほどの行動をしたか。私は我が同胞を誇ります。その同胞の人口が減っていることを憂います。なんとか現状を変えたい。微力ながら、自分の得意分野で何とかしたいと思っています。
■ [大事なこと]申し訳ない
『学び合い』の研究に本格的にシフトして二十年弱です。その間、かなり慎重に情報発信をしていました。下手にノウハウを出せば誤解が生じます。でも、今では『学び合い』の考え方が分かっている人がかなりいます。それを学校レベルで実践しているところもあります。だから、今、ドンドン、ノウハウを発信しています。
が、私のゼミで2年間過ごした人が、私のノウハウ本を読んで発見していることを知り、愕然としています。考えてみれば、ゼミ生と話すときは基本的に細かい話はしません。基本方針を示し、その場の対応のことは言いません。ま、聞かれれば答えますが、もの凄く馬鹿にします。でも、考えてみれば、物事の理解には演繹と帰納が大事です。
昨年で言えば、大分のTさんは私が九州に講演する際、鞄持ちで過ごしました。そのため、これから始めようとするひとがどんなことを質問し、私がどんなことを答えているかを山ほど聞きました。でも、私のゼミ生の多くはそれを聞いていません。
考えてみれば、最近、一気に出版している本は、そのような会話が主です。
もう少し、早く出版していればよかったと反省しています。
追伸 うちのゼミ生は、いつでも私がいると思っているので本を買いません。卒業・修了するときに買います。でも、在学中に買って、実践して、その意味を私に問えば良いのにと思います。ただ、『学び合い』が徹底しているので、目的のレベルの話は私の話を聞きますが、方法のレベルは聞きません。
困ったもんだ。