■ [面白い]そう来るか
ネットサーフィンすると面白い視点を発見します。
『学び合い』に対する疑問は基礎基本が出来ないという疑問が典型的です。が、「児童同士が教え合えるのは、正解が分かっているものだけ。国が進めたいのは、新しい価値を「創造」するための「協働」」という新鮮な疑問がありました。
この指摘が忘れているのは、文科省の高等教育局と初等中等教育局がやっていることが別であることが分かっていないと思います。
高等教育局は創造を求めています。しかし、初中局が求めているのは別です。初中局は国民全員が達成すべきことを学習指導要領で規定しているのです。国民全員が言葉通りの「創造」する必要性はありません。国民の殆どは受け継いだことを確実に受け継ぎ、自分なりの付加をします。実は科学研究もそうです。
高等教育局は「新しい価値を「創造」するための「協働」」を求めています。確かにそうです。しかし、そこに例示できるのは、旧来の枠内を例示するにとどまるに止まっています。
そして、最も重要なのは、では「児童同士が教え合えるのは、正解が分かっているものだけ。国が進めたいのは、新しい価値を「創造」するための「協働」」の応えとは何かです。これには今のところ正解はありません。しかし、確実なことがあります。否定は素人でも出来ます。確実な代案、つまり、それに対する具体的な理論とそれに一対一対応する実践を提示できるのが玄人です。