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2015-04-27

[]山梨の会 22:09 山梨の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 山梨の会 - 西川純のメモ 山梨の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

5月9日に甲府で『学び合い』の会があります。

お誘いします。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/goemon-lebesgue/20150427/1430139877

[]妄想(受験産業) 09:46 妄想(受験産業) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 妄想(受験産業) - 西川純のメモ 妄想(受験産業) - 西川純のメモ のブックマークコメント

 素人ながら、受験産業に関して『学び合い』のセオリーから妄想します。素人ですが、玄人の中に「センター入試は廃止されない」とのたまう方がかなりいるとしたら、許されるのではないかと思います。

 今までの受験産業は教材・指導法の高さで学校と競っていました。でも、ネットが発達すれば勝てないと思います。ウィキペディアも開設当初は信用出来ないとか、あれこれ言われましたが、最近はそんな話しは出ませんよね。フィールズ賞やノーベル賞レベルの謎だったら天才には勝てません。しかし、進路指導のベテランの教師のある割合は知っている蘊蓄ならばネットで公開されるでしょう。なにより、そんなレベルだったら、その大学の合格者は知っていますから。それらの人がネットで公開したならば、一企業が太刀打ち出来るわけありません。

 じゃあどうするか。それはそれらの情報と戦うのではなく、共存すれば良い、利用すれば良い。

 それに、今までの受験産業は受験生を消耗品のように使い捨てです。まあ、使えるのは今年の宣伝に昨年の合格者や合格者数を利用するぐらいですね。もったいない。今後の社会において、最大の資源は人であり、その人の持つ知識・技能なのに。

 もっと具体的に妄想します。

 受験産業はSNSみたいになるのです。例えば、東京大学文学部I類受験グループや、教員養成系グループみたいのをネット上で形成します。そして、各グループに部屋を用意して、そこで『学び合い』をさせるのです。

 もちろん、同じグループの人はライバルです。しかし、同じグループ内で足の引っ張り合いをするのと、支え合うのとどちらが有利かは自明です。それに入学後の仲間を受験段階で作れるのです。離れた地区のグルーの人が集まれるようにオフ会を用意するのです。

 大学の看板教授が大学での研究内容の特別講義をネットで流します。それによって受験のモティベーションを高めることが出来ます。おそらく、知恵のある教授だったら喜んで出演してくれると思いますよ。だって、優秀な入学生が自分のゼミに興味を持ってもらえるのですから。それにネット上でのメンバーのやりとりをモニターすれば協働力をものすごく評価出来ますから。ちなみに、企業に有料で公開するのです。こうなれば2チャンネルのようなばかげたネット会話は無くなりますね。

 さて卒業生も引きつけ続けるのです。ま、同窓会みたいなものです。そして、合格者の合格体験記をどんどんアップしていくのです。この情報の質と量はネット上ではなかなか得られないものだと思います。

 もちろん、定期的に試験問題をCTB方式で行い、その誤答履歴を分析し、各人にフィードバックすることはします。これは無料にしちゃうんです。

 その代わり、その予備校での諸活動の情報を優良で大学や企業に売るのです。そのうちに資格化すれば良い。個人情報だなんだと最初はいうかもしれませんが、未来の就職に役に立つようになれば、争って公開しますよ。あはははは。そして、オフ会運営の料金で設けるのです。つまり、優秀な人材がそれ自体が資源となるのです。

 もうすぐ、講義なのでここでやめますが、ちょっと考えれば色々なことが出来る。

追伸 最後に宣伝。上記を運営するためには、『学び合い』のセオリーとテクニックが必要です。ふぉふぉふぉ

追伸2 上記が成り立ては、学校が変わらざるを得なくなります。そうしないと優秀な生徒に本気で見捨てられますから。

[]受験産業 07:17 受験産業 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 受験産業 - 西川純のメモ 受験産業 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 たしかジェフリー・アーチャーの小説にあったと思うけど、どうせ金を払わなければならないならば、嫌々そうに払うのではなく、喜んで払うべきなのです。

 私は受験産業の人が何故、『学び合い』にもっと注目しないのか理解不能です。公教育の学校と違って自分の組織の生き死に関わったているのです。受験産業の人は既存のビジネスモデルでは生きていけないことが分かっているはずです。それなのに既存のビジネスモデルにすがりつこうとしている。または、全く異業種に移行しようとしている。どちらも馬鹿げている。でも、大多数はそうするでしょう。

 でも、逃げられない未来ならば、喜んで進めばいいのに。そうすれば一頭抜きんでられます。文科省は錦の御旗を与えているのですから、それを使えばいいだけのことです。