■ [大事なこと]奥の奥
私は大学で生物学を専攻しました。しかし、生物学が曖昧だったので、その基礎となる化学を知りたくなりました。その化学をしっかり分かりたくて、物理学を学びました。その物理学をしっかり分かりたくて、解析学と線形代数学を学びました。解析学と線形代数学を学びたくて、位相空間論や代数学を学びました。で、自分が何を学んでいるのか訳が分からなくなりました。結局、私は生物物理学を専攻することにしました。つまり、メインターゲットとしているものと、その基礎となることを中心に学び、その基礎はブラックボックスにするのです。
今、そんな状態です。
アクティブ・ラーニングのことを本当に知ろうとすると、今まで見えないものが見えてきます。それをよくしろうとすると、もっとディープなものが見えてきます。アクティブ・ラーニングが日本で今進行中のとてつもない変化の一部であることが分かります。全体像があまりにも巨大で、強力なため、自分の出来ることはとても小さいことであることを知りました。
「高大接続改革実行プラン」や「スーパーグローバル大学創成支援事業」や「産業界の求める人材像と大学教育への期待に関するアンケート結果」あたりは抵抗感が無い。しかし、「ローカル経済/グローバル経済」、「新時代の『日本的経営』-挑戦すべき方向とその具体策」、「ジョブ型/メンバーシップ型」がそれに繋がっていることを知ると、ムカムカするのと恐ろしくなってしまう。子どもたちの将来はどうなるのかと。
しかし、私も出来ることがあります。そして、私でも出来ることが多くの人の幸せに繋がることが分かります。ようは、巨大で強大なものに逆らわず、その力をちょっと使わせてもらうのです。もしかしたら巨大で強大なものの前提としているものを変えられるかもしれません。
意味不明だと思いますが。メモります。