■ [ゼミ]バカ
私はバカをあまり悪い意味で使いません。悪い意味で使う場合は愚かという言葉を使います。私はバカを、しょうがないな~、という意味で使います。そして、賛辞として使う場合があります。
今、ゼミ生の中で飛び込み授業が広がっています。最初は大学院入学までに長年『学び合い』を実践した人が、大学院在学中にやりはじめました。私がかってに飛び込み授業を決めて、「○月○日に○○小学校で飛び込み授業するから」と言い渡しました。「え~」という絶叫に近い反応、出来ない理由の羅列。それに対して、絶対に成功するしか無いことを論理的に語り、最後に「出来ない理由を述べよ」といつもの決めぜりふ。で、やることになりました。当然のことのように大成功。それを2年間、色々なところでやりました。その結果として、九州での『学び合い』フォーラムでは、他県の校長先生が何人も「その節は大変お世話になりました」と一教諭に挨拶に来るようなことが起こりました。その人は大変恐縮し、私は大爆笑です。
という姿を見た後輩の院生、『学び合い』を入学前にやったことが無い現職院生が飛び込み授業を始めました。それも自主的に。で、当然のことながら、成功します。(もう、飛び込み授業に関するノウハウは完成していますから)。それが昨年度。
という姿を見た後輩の院生、学卒院生が飛び込み授業をやりたいと言いました。で、最近、やることが決まりました。当然のことながら成功します。
ということで、旅費をご用意していただければ、我がゼミの学生が飛び込み授業を担当いたします。『学び合い』を始める際に出てくるような質問に関しては、ゼミ生が応えられるレベルには育っています。私を呼ぶと莫大なお金を要求しますが、ゼミ生は自分の勉強だと考えます。ご連絡下さい。
それにしてもカリスマ教師でもない学卒院生が飛び込み授業をしたいと言い出す我がゼミ生に敬意を込めて「バカ」といいます。それが成功するに決まっていると信じ切っている、受け入れ側も私も、平均的な人から見ればバカです。あははははは
追伸 次は学部学生ですね。ふぉふぉふぉ。大丈夫。『学び合い』のノウハウ、特に、飛び込み授業のノウハウは完成しきっていますから。
■ [大事なこと]アクティブ・ラーニング入門
明治図書から7月末に「アクティブ・ラーニング入門」が出ます。是非、お近くの書店に注文して下さい。そうすれば、その書店で平積みにしてくれる可能性が高まります。
この本は同志の方々の武器です。
世の中ではアクティブ・ラーニングに対する興味・関心が高まっていますが、今までの授業に多少協働的な部分を加味すればアクティブ・ラーニングだという誤解が広がっています。違います。それは「総合的な学習の時間」、「言語活動の充実」でおこった「やったふり」と同じです。今、道徳の教科化でも、やったふりをしようとしています。
しかしアクティブ・ラーニングはそれは出来ません。文科省は本気です。
本書では中央教育審議会の答申、文科省の各種施策、そして経団連・経済同友会の提言をひもときながら、今、文科省が描いていることを絵解きします。そして、アクティブ・ラーニングを学校で取り入れるとしたら『学び合い』しか有り得ないことを論理的に示します。
この本を読むと、きっと管理職に読ませたくなるでしょう。
本書は同志の方々の武器になります。かなり強力な。今日明日に、お近くの書店に注文下さい。
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-192010-4
併せて、明治図書の「子どもが夢中になる課題作り入門」、「子どもによる子どものためのICT活用入門」、「簡単で確実に伸びる学力向上テクニック入門」もお読み下さい。
特に小学校の先生方は。多くの小学校の先生方はテストの点数に拘りません。しかし、テストの点数に拘り結果を出さなければ、最高のクラスになれません。そして、周りからの雑音を跳ね返せません。だから点数に拘って下さい。上記3冊は、どうやればいいかを書いています。