■ [嬉しい]29年
高校教師から大学に異動してから29年。ついに、ついに「高校教師用」の本を出します。教科の内容に踏み込んだ内容です。もちろん、小学校、中学校の教師が「高校だったらこうするんだ」と学ぶのは最適です。
売りは5教科の高校教師の熱い実践です。
いつもながら、アマゾンは販売直後は品切れになります。急ぐ場合は、お近くの書店でお願いします。書店で注文すると、その書店で置いてくれるかもしれません。
■ [お誘い]新宿の会
9月22日に新宿で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/Kyo_Tokyo/20150905
■ [大事なこと]ヴィジョン
大学や入試センターやその他様々な人たちが「やったふりアクティブ・ラーニング」をしようとしても企業はそれを許しません。企業はアイビーリーグで使っているノウハウで人を採用し始めます。
仮に、成績が超甘な大学であっても、各学年でどのような科目を履修したかということは大学の成績表を見れば分かります。例えばマスコミ系の企業の入社面接の際、「私はマスコミに興味があります」と言っても、履修した科目にそれが現れていないならば嘘だということが分かります。
ジョブ型大学の場合は、そのカリキュラムに現れるヴィジョンが評価されることになるでしょう。従ってカリキュラムポリシーを総花的には書けなくなるでしょう。そして、学生と面談し、丁寧に履修指導をしなければなりません。
さらにアイビーリーグのノウハウを使うならば、事前に各種の書類を送り、それを人事が時間をかけて選ぶのです。その中で推薦状が重視されるようになるでしょう。その場合、その学生の履修履歴、大学のカリキュラムを根拠に学生のヴィジョンを書ける人の研究室の学生が採用されることになります。つまり、各種の予算獲得が上手い人が、学生も売り込めることになります。理系だったらよくある「あの先生の学生だったら」という関係が生まれます。そうなったら、教員も安易に推薦状を書けなくなります。ゼミ生に対して「後輩のために、君には推薦状を書けない」ということになります。
どんなに大学や入試センターやその他様々な人たちが「やったふりアクティブ・ラーニング」をしようとしても逃げられないにな~