■ [大事なこと]プレーヤー
今書いている本に以下のことを書きました。明日は、プレーヤーになってやるべきことを書こうと思います。
「教育委員会が逃げ道を用意しても、しなくても変わりありません。さらに学習指導要領が逃げ道を用意しても、逆に、用意しなくても変わりありません。
結局、多くの教師と学校は「そこそこ」で済まそうと思います。しかし、大学入試の結果が出たときには気づくでしょう。つまり、「今回のゲームに関して、教員や学校や教育委員会はメインプレーヤーでない」ことに気づくのです。
では、メインプレーヤーは誰でしょう。大学でしょうか?大学入学センターでしょうか?そう思っている人もいるでしょう。だから、今回の高大接続プランを出来るだけ骨抜きにしようとしています。例えば諸外国では既にそのような入試が実施されているのにもかかわらず、技術的に無理だと主張します。確かに難しいことは確かです。しかし、それは何かを変えようとするとき困難はつきものです。しかし、不可能とは違います。
政治の世界です。100%の勝利はあり得ません。改革派とそれに反する人たちのいずれも不満足な妥協案に陥るでしょう。しかし、自らが望む人材を大学が養成しなければ、企業は大学生を採用しません。最悪、外国の人材を採用するのです。そして、外国人の上司の下に日本人の部下が働く「日本企業」が生まれます。その時なって気づくのでしょう。つまり、「今回のゲームに関して、大学や大学入試関係者はメンインプレーヤーでない」ことに気づくのです。
では、メインプレーヤーは誰でしょう。企業でしょうか?おそらく、企業はそう思っていません。何故なら厳しい現実に日々さらされているからです。
メインプレーヤーは世界市場の中で生き残ろうとしている、少子高齢化で傷ついている「日本」なのです。
さて、その視点に立った教師、学校は何をすべきなのでしょうか?それは今回のゲームのルールを理解することです。そうすればプレーの主導権を握れます。」
具体的に何をすべきかを考えられるのは我々なのですから。