お問い合わせ  お問い合わせがありましたら、内容を明記し電子メールにてお問い合わせ下さい。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。             

2015-09-17

[]お願い 11:55 お願い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お願い - 西川純のメモ お願い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 「すぐわかる!できる!アクティブ・ラーニング」(学陽書房 http://goo.gl/wzAxoH)の4刷が決まりました。2ヶ月で14200部です。驚異的です。一対をなす「アクティブ・ラーニング入門」(明治図書 http://goo.gl/iV8jI3)も好評です。

 そこでお願いします。とりあえず上記の2冊の情報積極的に発信し、周りの人に勧めて下さい。あれを読んでいる人が増えれば、「今までの実践の延長線上でいいんです」とは言いづらくなります

[]気づき 07:12 気づき - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 気づき - 西川純のメモ 気づき - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私の感覚的なものですが、「アクティブ・ラーニングは今の実践の延長線上でいいんです」というアピールは以前のものより強いように感じます。「生きる力は今の実践の延長上でいいんです」、「言語活動の充実は今の実践の延長上でいいんです」、「道徳の教科化は今の実践の延長上でいいんです」とは言ってなかったと思います。それは大事ですと行政は言っているように思うのです。

 何故だろう?と思います。気のせいかな?

 二つ可能性がありますアクティブ・ラーニング生きる力言語活動の充実、道徳の教科化とは違うことを感じているのかもしれません。もう一つは、私の気のせいなのかも。せめて前者であって欲しい。

[]元に戻る 06:53 元に戻る - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 元に戻る - 西川純のメモ 元に戻る - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある状況が50年以上続き、そ例以前の状況が分かる人が少なくなると、今の状況が昔からずっとあり、今後もずっとあると思い込んでいますしかし、今の社会特に経済産業の状況、また、雇用関係はたった70年弱のものです。

 1954年末の神武景気から2014年末までのデジャブ景気の60年間には12の景気がありました。その総期間は429ヶ月(35年9ヶ月)です。つまり基本的好景気だったのです。しかバブル崩壊後の景気(IT景気、いざなみ景気等)には「好景気」という実感がありません。つまり、昔とは違うのです。そして、今後、もっと違います

 学校関係者が全く知らないことが、「既」に決まっており、最終段階が来ています。先ごと労働者派遣法改定になりました。そのことの意味、それ以前にそのような改定があったことを知らない人が、「アクティブ・ラーニングは今の実線の延長線上だ」と言っています無知は罪だ。

[]二枚腰 06:53 二枚腰 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 二枚腰 - 西川純のメモ 二枚腰 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学内政治をしてきて感じるのは、最初に導入するときは色々ゴタゴタするのに、一度決まると腰砕けになる。そして、反対した人もその状況の中でどう生きるかを考え始める。

 反対する人に本当に理があれば、何故、二枚腰、三枚腰で反対しないのか。そんな程度の理だったのか?と思います。多くの人はそれでいい。しかし、多くの人に理を語り続ける人がいるべきです。

 反対する人にそれほどの理がなければ腰砕けになるのは当然です。しかし、そんな程度で反対し、遅らせるだけの反対は意味が無い、いや有害です。

 社会的課題には数学のような理はありません。何の価値に重きを置くかによって複数の理があります。いや、数学だって公理系を変えれば複数の理があります

 互いに、相手の理がよってたつ価値観理解し、それとの比較議論できれば良いのにな、と思います健全民主主義は流動的なものです。昔の言葉ですが弁証法的に発展すべきと思います

 と国会中継するテレビをみながら感じ、自らがこれからしばらく身を置く戦いにおいて二枚腰、三枚腰であるべきことを自覚するためにメモます。賛成、反対がお互いに二枚腰、三枚腰であるとき健全な発展が期待できます

追伸 PISA学力21世紀学力がもてはやされていますが、あれは中進国、発展途上国必要キャッチアップするために有効学力です。あらたな知を創造するための学力ではありません。それは国際学調査順位と、ノーベル賞の獲得者数の順位比較すれば明らかにです。その点では、経済産業界の方が、教育世界より先を行っています。ま、他人事ではなく我が事ですから